アイコン まる川漁業㈱(上五島町)、丸福漁業㈱(長崎市)、悠久漁業(生組)(唐津市)/自己破産申請

老 舗アジ・サバ・フリ漁で昭和9年創業のまる川漁業(株)(長崎県南松浦郡新上五島町奈良尾郷470-6、代表:川端一廣)と昭和28年創業の丸福漁業 (株)(長崎市筑後町7-11、代表:宮崎孝一)及び昭和2年創業の悠久漁業生産組合(佐賀県唐津市鎮西町名護屋2-54、理事長:片岡興一知朗)は10 月24日、申請処理を山下俊夫弁護士(電話095-825-1314)に一任して、まる川漁業と丸福漁業は長崎地方裁判所へ、悠久漁業生産組合は佐賀地方 裁判所へそれぞれ自己破産申請した。

負債額は、まる川漁業が約44億円、丸福漁業が約22億円、悠久漁業生産組合が約13億円で、合計で約80億円。

3社はそれぞれ船団を組み、東シナ海、黄海、五島・済州島・島根県方面でアジ、サバ、ブリなどを漁を行っていたが、中国・韓国勢も加わり乱獲および温暖化で漁獲量が激減、燃料費高騰、不況で魚価低迷が続き行き経営に詰った。

なお、新会社の開成水産(株)(佐賀県唐津市海岸通7182-414、代表:入江和好)が3社の船舶購入と従業員雇用を行い、漁業を継承している。

[ 2014年11月 4日 ]
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