アイコン スカイマーク/日航と提携・共同運航へ 稲盛嫌いな政権難色か

業績不振が続く国内航空3位のスカイマークが、日本航空と提携交渉に入った。スカイマークの一部の便を日航との共同運航とし、販売面でも協力することで低迷する搭乗率を改善する狙いがある。
日航も提携に前向きだが、公的支援で再生を果たした日航による事実上の支援に国土交通省は難色を示しており、実現には難航が予想される。
日航は、民主党時代に京セラ会長の稲盛氏により再建された経緯があり、自民党政権は日航を大いに嫌っている。安倍政権は政府機も長年の日航運航の慣習をかなぐり捨てANAとし、羽田の発着枠増枠時にもANAに大盤振る舞いしている。それほど、今の日航を目の敵にしている。
ということで、こうした航空行政には、実質安倍政権の許可が必要であり、当提携では羽田発着の国内線共同運航も前提にあり、現政権が反対し、交渉の行方は危ぶまれる。

政府もスカイマークの提携先をANAにするには羽田枠問題もあり難しいだろう。大人の判断が求められる。
ただ、超短気な安倍政権の匙加減によっては、スカイマークは業績不振から、何ら法的に手を打つ可能性も出てくる。政治とはそういうもの。
原油価格はドルベースでは大幅に値下がりしているが、118円に至る円安により相殺され、ドルベースより半分以下しか円相場では値下がりしていない。
これ以上、ドルベースで下がることは考えられず、スカイマークにとっては、少しは現行より円高に振れ、燃料費が下がることを祈るだけだろう。日航と提携させて! と。
スカイマークの本日(11月21日)株価は当報道でストップ高になっている。

スカイマーク
非連結/百万円
12/3期
13/3期
14/3期
15/3期予
売上高
80,255
85,943
85,975
88,295
営業利益
15,283
4,674
-2,506
-12,428
経常利益
15,747
8,091
-403
-11582
当期利益
7,705
3,778
-1,845
-13,676
総資産
67,736
74,230
78,771
 
自己資本
42,641
46,435
44,233
 
資本金
14,170
14,177
14,181
 
有利子負債
---
---
---
 
自己資本率
63.0%
62.6%
56.2%
 
 
[ 2014年11月21日 ]
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