11月貿易収支▲8,919億円の赤字 円安効果分輸出額伸びず
財務省が17日発表した貿易収支によると、11月の輸出から輸入を差し引いた日本の貿易収支は、▲8,919億円の赤字となり、29ヶ月連続の赤字となった。
11月は、円が105円前後から108円前後と約12%も円安になったにもかかわらず、輸出は4.9%増にとどまっている。
相変わらず、輸出数量は伸びていない。数量指数は2010年が基準指数。
輸出で増加したのは、半導体で14.7%増、科学光学機器12.6%増、金属加工機械17.6%増
輸出減少は、船舶で▲32.8%減(季節変動大きい)
輸入増加は、LNGで12.2%増、スマホ等通信機で19.2%増
輸入減少は、価格大幅下落の原油が▲21.6%減、石油製品▲15.9%減、石炭▲21.2%減
(以上、対前月比)
貿易収支 円安効果この間12%
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輸 出
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金 額
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6兆1,889億円
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4.90%
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3ヵ月連続の増加
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数量指数
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89.2
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▲ 1.7%
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3ヵ月ぶりの減少
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輸 入
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金 額
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7兆807億円
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▲ 1.7%
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3ヵ月ぶりの減少
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数量指数
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102.9
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▲ 6.9%
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2ヵ月連続の減少
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差 引
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金 額
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▲8,919億円
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▲31.5%
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29ヵ月連続の赤字
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(注)伸率及び増加・減少は、断りなき場合は、対前年同月比による。
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[ 2014年12月17日 ]
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