アイコン 東レ、炭素繊維事業のイタリア社から買収

大手繊維・化学メーカーの「東レ」は、自動車向けを中心に需要拡大が見込まれる炭素繊維事業を強化するため、イタリアの繊維メーカーから、炭素繊維事業を買収する方針を固めた。
東レが買収の方針を固めたのは、イタリアの繊維メーカー「サーティ」社の炭素繊維事業。サーティ社は自動車部品向けに「プリプレグ」と呼ばれる炭素繊維素材の加工を手がけている企業で、東レは、サーティ社がイタリアのミラノ郊外に持つ工場を数十億円で買収する。
具体的には、近くサーティ社と基本合意したうえで来年1月、現地に新子会社を設立して事業を引き継ぎ、プリプレグ事業を手がけるヨーロッパで初めての生産拠点にすることにしている。

炭素繊維事業は、金属に変わる軽量素材として航空機で導入が進んでいるが、新たに自動車部品の素材としても実用化されるケースが増え始め、今後の需要の拡大が期待されている。
東レは、すでにアメリカで自動車部品メーカーに資本参加する形で炭素繊維事業の拡大を進めているが、今回の買収によって、ヨーロッパでも、自動車や航空機向けに事業を拡大する計画。
以上、

韓国でも同様な動きをしており、東レは優位性を持つ航空機等の高品位炭素繊維外に今後需要拡大が見込まれる単価の安い炭素繊維事業も買収や資本参加することにより、シェア拡大・独占する方向で駒を進めている。

 

[ 2014年12月10日 ]
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