アイコン 山陽電系の山陽タクシー/組合費を元執行委員長が使い込みか 4千万円不明

生活費が足りませんでした。
山陽タクシー(株)(神戸市垂水区東垂水町流田710番地)の運転手約150人でつくる「山陽タクシー労働組合」で、組合費約4千万円が使途不明になっていることが19日、労組関係者への取材で分かったと報道されている。
今夏まで約16年間、執行委員長を務めた男性(63)が、一部を着服した疑いがあるとして、労組は業務上横領容疑で前委員長を垂水署に告訴した。
前委員長は「生活費が足りず、700万円は使った」と着服を認めているという。
労組によると、前委員長は1998年9月~今年7月、運転手業務には当たらない専従委員長を務め、組合費を一人で管理できる立場だった。
 労組は、ストに備えた「闘争預金」などを毎月組合員から徴収。労組の口座で管理していた約4千万円が不明となり、前委員長が退任した際、口座の残高は約5万円だったという。

労組幹部は「委員長として信頼されていただけに、裏切られた思いは強い」と憤る。
一方、前委員長は「委員長を引き受けた98年から労組の収支はマイナスで、自分の給与を6割カットして穴埋めしてきた分もある。労組はこちらの言い分も聞いてほしい」と主張。8月末に自主退職した後、毎月数万円を返済しているという。
同社は山陽電鉄グループで、神戸、明石市でタクシー業務を行っている。

 

[ 2014年12月22日 ]
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