アイコン 1型糖尿病と闘ったサッカー選手杉山新 引退

杉山新15日、J2岐阜は昨季まで在籍していたDF杉山新(34)が昨季限りで選手を引退すると発表、同選手は2003年、ヴァンフォーレ甲府へ移籍後の23歳の時に1型糖尿病を発症。1度は戦力外通告を受けたが練習生として復帰、選手生活を続けていた。
杉山新氏は今後「有限会社チ・キュウ マルバサッカースクール」でサッカーの指導にあたることになるという。

杉山  新選手経歴
□ポジション
DF
□出身地
埼玉県
□生年月日
1980年7月25日(34歳)
□身長/体重
167cm/66kg
□経歴
柏レイソルJrユース - 柏レイソルユース - 柏レイソル - ヴァンフォーレ甲府 - 大宮アルディージャ - 横浜FC - FC岐阜
□出場記録
J1リーグ戦 101試合 0得点
J2リーグ戦 232試合 5得点
カップ戦   15試合 1得点
天皇杯    15試合 0得点

□クラブ出場記録

シーズン/所属クラブ/リーグ戦/カップ戦/天皇杯

1999/柏 J1/0(0)/1(0)/0(0)
2000/柏 J1/0(0)/0(0)/0(0)
2001/柏 J1/4(0)/0(0)/0(0)
2002/柏 J1/2(0)/1(0)/0(0)
2003/甲府 J2/16(0)/-/0(0)
2004/甲府 J2/22(0)/-/1(0)
2005/甲府 J2/43(1)/-/2(0)
2006/甲府 J1/30(0)/3(0)/2(0)
2007/甲府 J1/23(0)/3(0)/2(0)
2008/甲府 J2/38(1)/-/2(0)
2009/甲府 J2/45(2)/-/3(0)
2010/大宮 J1/23(0)/2(0)/1(1)
2011/大宮 J1/19(0)/1(0)/1(0)
2012/横浜FC J2/27(0)/-/0(0)
2013/岐阜 J2/33(1)/-/1(0)
2014/岐阜 J2/8(0)/-/0(0)

□コメント
「多くの人に支えて頂き、16年間サッカー選手を続けることができました。これまで関わってくださった皆様、ありがとうございました。特に1型糖尿病を発症した際に、僕の想いを受け止めて、サッカーを続けさせてくださった関
係者の皆様に感謝しております。そして、一番近くで見守り、支えてくれた家族に感謝しています。
この16年間、様々な経験をさせて頂きました。そのどれもが僕の財産です。これからはその経験を子どもたちに伝えていきたいと思います。
いつも熱い応援で僕の背中を押してくださったファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました。これからもサッカーに関わり続けていきたいと思います。」
 

1型糖尿病とは

1型糖尿病(小児期に起こることが多いため小児糖尿病とも呼ばれる)は、主に自己免疫によっておこる病気。自分の体のリンパ球があやまって内乱を起こし、自分自身のインスリン工場、膵臓のランゲルハンス島B細胞、の大部分を破壊してしまうことで発病する。

1型糖尿病では、自分の体でインスリンを作ることができないので、、グルコース(ブドウ糖)を細胞に取り込むことができず、血管のなかにグルコースがあふれかえることになる。グルコースが血管の中に大量に残っていると、様々な形で血管の壁に溜まり、糖尿病特有の合併症につながることとなる。

1型糖尿病では、脳死膵臓移植や膵島移植を受けるか、血糖測定をしながら、生涯にわたって毎日数回のインスリン自己注射またはポンプによる注射を続ける以外に治療法はなく、糖尿病患者の99%を占める2型(成人型)糖尿病とは原因も治療の考え方も異なる。
参考:http://japan-iddm.net/what-iddm-is/

[ 2015年2月16日 ]
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