アイコン 原発立地で裕福な玄海町 ふるさと納税10億円突破

自治体に寄付すると税金が全額控除される「ふるさと納税制度」で3月までの平成26年度に玄海町に寄付された額は、2月までに10億3000万円あまりに達し、町の一般会計の歳入の総額の1割に相当する金額を超えた。

人口6千人の玄海町では、ふるさと納税の特典として、地元の牛肉や魚介類などを送っているすが、平成25年度は、寄付額が10万円以上と、100万円以上の高額のコースを設けたところ、全国から申し込みが相次ぎ、総額は2億4000万円あまりと前年度の約60倍に増えた。

その後も人気は高まり、平成26年度はクレジットカードで決済を行えるようにしたこともあって先月までで10億3000万円あまりと前年度の約4倍の寄付がすでに寄せられている。

これは、町の今年度の一般会計の歳入100億8000万円の1割相当を超える金額で、これらの寄付は町の食材をPRする催しや地元の米を原料にした日本酒の開発費用など地域の振興に活用されている。
 

[ 2015年3月27日 ]
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