アイコン 2月の経常黒字1兆4,401億円 1兆円大台越えは23ヶ月ぶり/財務省

財務省が8日発表した国際収支状況速報によると、2月の経常収支は1兆4,401億円の黒字となり、8ヶ月続けて黒字を確保。経常黒字の額としては2011年9月の1兆6,145億円以来の大きさで、黒字が1兆円台に乗せたのは13年3月の1兆2,874億円以来、23ヶ月ぶり。

 
金 額
前年同月比
貿易・サービス収支
▲2,518億円
+4,880億円
(赤字幅縮小)
 
貿易収支
▲1,431億円
+4,297億円
(赤字幅縮小)
 
輸出
5兆9,588億円
+232億円
(+0.4%増加)
輸入
6兆1,020億円
▲4,065億円
(▲6.2%減少)
サービス収支
▲1,087億円
+583億円
(赤字幅縮小)
第一次所得収支
1兆8,622億円
+4,020億円
(黒字幅拡大)
第二次所得収支
▲1,702億円
▲487億円
(赤字幅拡大)
経常収支
1兆4,401億円
+8,413億円
(黒字幅拡大)
 
経常収支の黒字が増えたのは、自動車や半導体電子部品の輸出が増える一方、原油安による輸入減で貿易赤字が縮小したことが主因。
2月の輸出は5兆9,588億円となり、24ヶ月連続で前年同月を上回った。輸入は、6兆1,020億円と2ヶ月続けて減少し、貿易赤字は▲1,431億円(昨年2月▲8,061億円)、サービス収支を含めた貿易収支の赤字は▲2,518億円にとどまった。
第1次所得収支は1兆8,622億円の黒字、第2次所得収支は1,702億円の赤字だった。

第一次所得収支
対外金融債権・債務から生じる利子・配当金等の収支状況を示す。
  (第一次所得収支の主な項目)
  直接投資収益:親会社と子会社との間の配当金・利子等の受取・支払
  証券投資収益:株式配当金及び債券利子の受取・支払
  その他投資収益:貸付・借入、預金等に係る利子の受取・支払

第二次所得収支
居住者と非居住者との間の対価を伴わない資産の提供に係る収支状況を示す。
官民の無償資金協力、寄付、贈与の受払等を計上する。
[ 2015年4月 8日 ]
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