アイコン 広島空港の危険性

広島空港は、元々あった広島市西区の太田川河口の海岸沿いにあったが、滑走路が1800メートルと短いため、まったく新しく三原市の山間部に造られ1993年に開港した。
通常だったら、広島市の利便性も考慮し、元の飛行場を埋め立て拡張し2800メートルなり3000メートルの滑走路を備える飛行場にするのであろうが、何故か、国交省と議員さんたちの意向で山間部に新たに造られた。

現 広島空港は、三原市の山間部の台地上の地形にあり、東西に伸びる3000mの滑走路を1本持つが、山間部特有の霧の発生からユーターンする飛行機が続出、 そのため計器飛行を可能にする計器着陸装置(ILS)が設けられ、それも現在では精度の最も高いカテゴリーIIIbが設置されている。その効果から今では 着陸できず引き返す飛行機はほとんどなくなっている。

だが、当計器着陸装置は、西側進入時だけ利用できることから、東京などからの飛行機は、飛行場を通り過ぎ、ユーターンする形で西側から着陸することが多いという。その所要時間は約10分ほどかかるとされる。

だが、当計器着陸装置は、西側進入時だけ利用できることから、東京などからの飛行機は、飛行場を通り過ぎ、ユーターンする形で西側から着陸することが多いという。その所要時間は約10分ほどかかるとされる。

ところが、広島空港は東側からも進入することができ、その時にはILSは利用できないという。
国が管理する飛行場である広島空港、国交省は最新の装置を設置していると豪語しているが、東側からの進入時には、その装置は利用できない。東進入の場合、設置していないのと一緒だというのだ。

訪日観光客の増加は国の政策、そのためもあり全国でLCC機の発着が多くなっている。海外からのパイロットは不慣れな日本の飛行場に着陸するケースも多くなる。そうした中で、日本の飛行場は、安全面に最大限考慮した飛行場であるべきだろう。それが、パイロットと訪日観光客に対する飛行場の最大限のお・も・て・な・しではないのだろうか。

今回着陸に失敗したアシアナ機は、高度を異常に低くして滑走路に進入、滑走路の手前315メートルに設置されていたILS無線装置のアンテナ24本すべてに接触し破損させ、その部品が着陸のため降ろしていた車輪に絡まり、着陸に失敗した可能性が高くなっている。
なぜ、異常に低く滑走路に進入していたのかは今のところ判明していない。

当機が西側から進入し、計器着陸装置(ILS)のデータを活用して着陸態勢に入っていたら今回の事故は起きなかった可能性が高いと思われる。

[ 2015年4月16日 ]
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