アイコン 韓国の不正 原発部品・軍装備・今度はポスコへ

何でもありの中国は、習政権の政治基盤強化の一環で不正撲滅を過去に捉われない強行措置で徹 底した取締りが行われている。ところが、習さんの恋人役の韓国朴大統領は、口先外交も得意なら、MERSでは下手な口先介入。不正撲滅を謳っているもの の、我が身に火の粉が降りかかる李完九自殺メモでは、権力を持った強みを生かし早くも幕引きを諮っている。

こうした韓国では、今、軍部の汚職が目を当てられない状態となっている。昨年は原発の虚偽部品納入多発などの贈収賄事件が山のように発生していた。これまでも多くの大統領や側近たちが贈収賄で逮捕され続けてきた韓国であり、今だ金でどうにでもなる国を裏付けている。

ソウル中央地検は3日、韓国鉄鋼最大手ポスコグループの裏金疑惑が浮上した問題で、ソウル市内のポスコ本社を家宅捜索。鄭俊陽前会長らグループ前経営陣への本格的な捜査に乗り出した。
 検察当局は同日午前、裏金づくりや政界へのロビー活動に関与した疑惑があるグループの協力会社、東陽総合建設も家宅捜索した。
 鄭氏が会長を務めていた2012年、SUNGJIN GEOTEC(現ポスコプランテック)を市場価値より高い価格で買収したことについても調べを進めている。
 検察当局の調査が本格化し、鄭氏らグループ前経営陣への事情聴取も行われる見通し。グループをめぐる不正に関わった疑惑が持たれている前政権の有力者らに捜査が拡大する可能性も排除できない。

当事件の概要などは、5月20日詳細に中央日報が次のとおり報じていた。
検察が、ポスコ建設の国内外の工事現場で100億ウォン台の裏金を作った容疑(業務上横領など)で鄭潼和元ポスコ建設副会長(64)を容疑者身分で19日に召還調査した。
李明博政権当時に「ポスコのナンバー2」と呼ばれた鄭元副会長の召還により検察の「事情捜査」がピークに向かっている。
3月12日の李完九前首相の「不正腐敗との全面戦争」宣言後、検察はソウル中央地検特捜1部の京南企業の捜査と特殊2部のポスコ建設・ポスコグループの二股で捜査を進めてきた。検察は李前首相の対国民談話の翌日13日に仁川松島にあるポスコ建設本社を家宅捜索した。

ソウル中央地検特捜2部はこの日鄭元副会長を非公開で召還し、夜遅くまで取り調べを行った。鄭元副会長は2009~2012年にポスコ建設社長に在職しながらベトナム高速道路工事現場やセマングム・光陽(クァンヤン)港湾工事など国内外の現場で100億ウォン台の裏金づくりをした疑いを受けている。
検察は、鄭元副会長が
▼国内外の下請け企業の営業費名目
▼ベトナムなど海外の工事現場
▼工事現場の活動費(事業費)名目
など3種類のルートで裏金をつくったと見ている。
ポスコ建設の下請け企業として参加させる代わりに、その企業に営業費名目の代金を送って返してもらう手法を使ったということだ。検察関係者は「最低10社余りの企業が動員され50億ウォンほどの裏金をつくった」と話した。

これに先立ち検察が拘束起訴したパク元常務(52)らが関与したベトナム高速道路工事に関しては46億ウォンの裏金が国内に流入したことが把握された。検察は鄭元副会長が在職時に土木事業環境本部長をつとめた役員4人のうち3人を拘束した。拘束者は彼らとパク元専務(59)らポスコ建設の元職・現職役員だけで6人だ。

検察はまたこの日、セマングム・光陽港湾工事の下請け企業から4億ウォンを受けとったポスコ建設の現職役員イ氏(57)も背任収賄で拘束起訴した。
2013年6~11月にポスコ建設が進めた光陽港湾工事、セマングム防水堤トンジン4工区の建設工事に関連して現場所長に営業費を作るよう指示して下請け企業3社から5000万~2億ウォンなど4億ウォンを受け取った容疑(背任収賄)だ。
検察は、鄭元副会長が李相得元議員やパク・ヨンジュン元知識経済部次官など李明博政権の実力者らと親しい関係にあったことに注目している。
鄭元副会長は「裏金づくりを指示したことはない」として容疑を否認したという。
検察は「鄭元副会長の調査を終えた後、鄭俊陽元ポスコ会長(67)を近く公開召還する」と話した。
検察のポスコ捜査は
▼ポスコ建設の裏金疑惑
▼ポスコプランテックの裏金造成疑惑(ソンジンジオテック高価買収疑惑)
▼ポスコと協力企業コースチール間の違法取引
など3件で進行していた。
ポスコプランテックに関連して検察は、セファMPのチョン・ジョンド会長(旧ソンジンジオテック会長、56)を早ければ20日にも容疑者身分で召還する計画だ。セファMP側が2010~2012年にポスコプランテックがイランの石油公社から受けとった石油プラント工事代金650億ウォンを横領した容疑に関係しているからだ。これに先立ち検察は鄭元副会長と共謀した容疑でセファMPの協力企業ユヨンE&Lのイ代表(65)を拘束した。
2010年、ポスコ系列会社であるポスコプランテックがソンジンジオテックを相場よりも2倍程高い価格(1593億ウォン)で買収した過程で鄭元副会長が介入したという疑惑も提起されている状態だ。
以上。

 

[ 2015年7月 4日 ]
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