アイコン 小米科技(シャオミ)、鴻海と提携してスマホをインド生産 サムスンの脅威に

スポンサード リンク

中国の小米科技(シャオミ)は、EMS(電子機器受託製造)大手の台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業(iPhone製造会社)は提携して、世界第3位のスマホ市場であるインドで同社製品の生産を開始すると発表した。コスト削減とインドでのシェア拡大が狙う。
インドのモディ政権が進める製造業誘致政策「メイク・イン・インディア」にも大きな弾みがつく。
鴻海は今後5年間でインドに50億ドル(約6100億円)を投資する契約に調印しているほか、総額で2兆円投資するとしており、先般はソフトバンクと共同してインドネット通販大手に出資すると発表している。

インドではこれまで、インフラや部品業者の不足を背景に、中国や台湾から携帯電話端末を調達するケースが多かった。
小米のグローバル副社長、ヒューゴ・バラ氏によると、インド南部アンドラ・プラデシュ州の組立工場は、同社初の現地生産拠点となる。
バラ氏は記者団に対し「インド向けの設計にするだけでなく、現地生産することで顧客により近づきたいと考えている」と語った。新工場への投資額については明らかにしなかった。

鴻海精密工業にとってはインド市場への復帰を意味する。同社は昨年、携帯電話生産を受託していたフィンランド通信機器大手ノキアがインド工場の閉鎖を決めたため、撤退を余儀なくされていた。

インドのスマホ市場は2014年に1億台だったものが、2015年には2億台、2016年には3億台へ急拡大するという。そうした中、サムスンは2015年第1四半期、再び第一位(シェア27.9%)を獲得している。今後、小米との販売競争が激烈化するものと見られる。

インドでのサムスンのスマホは、Tizen OSのZ1も主力として、全価格帯域で販売しており、ちなみにZ1の販売価格は90ドル、低価格品となっている。高機能品を中価格帯で販売する小米がこうした低価格品を販売するかは不明、だが、鴻海が低価格品を製造し小米に販売させる可能性は十分ある。

[ 2015年8月12日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP

↑トップへ