中国 値幅制限制度導入へ 7日も上海▲2.52%下落
中国は、株価暴落過程で5%以上の大株主の株売却禁止、上場企業による売買停止、風評流布取り締まり強化と拘束など、株価暴落策を実質とってきたが、経済 低迷の不安から7日の上海総合指数は▲2.52%下落、まだ下がり続けている(ピークの6月12日5,166.35ポイント、7日現在3,080.42ポ イント、下落率▲40.4%)。
中国・上海の証券取引所などは7日、株価の急な変動を抑制するため、変動幅が一定の水準を超えると売買を自動的に中断する制度の導入を検討していると発表した。
中国当局は、乱高下を繰り返す株価の値動きを安定させたいねらいがある。
導入が検討されているのは、株価の急な変動を抑制するため、変動幅が一定の水準を超えると売買を自動的に中断する「サーキットブレーカー」と呼ばれる制度で、上海や深センの証券取引所などが7日夜、発表した。
具体的には、上海と深センの2つの株式市場に上場する主要な300銘柄で作る株価指数「CSI300指数」が5%変動した場合には、すべての銘柄の取り引きを30分間停止し、7%変動した場合にはその日の取り引きを停止するという案を公表して意見を募集するとしている。
中国の株式市場で、今年6月中旬以降、株価が急落した際には「CSI300指数」の下落率が5%を超える日が相次ぎ、なかには8%を超える日もあった。このため、中国当局はこの制度を導入することで、乱高下を繰り返す上海市場などの株価の値動きを安定させたいねらいがある。
「サーキットブレーカー」は、日本でも株価指数の先物取引などで導入されているが、一般株式の売買には適用されていない。
以上、
中国当局は官民合同して膨大な資金を投入し株価維持に努めたが、発表される経済指標の弱さに焼け石に水、今では3000ポイントが攻防となっている。ここまで下がれば、少しの株価下落でも指数に大きく反応する域に達している。小手先のこうした制度導入で対応できるか、今後の経済指標の発表数値を睨めっこしていく状態が続く。
また、逆効果として、指標が悪い状態で制限をかけた場合、ストップ安状態が続き暴落となる可能性も出てくる。
もう上海総合指数=上海株は全部仕手株の領域に入っているようだ。
株価指数時系列
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上海総合指数
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指数
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前日比1
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前日比2
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9月7日
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3,080.42
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-79.75
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-2.52%
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9月2日
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3,160.17
|
-6.45
|
-0.20%
|
9月1日
|
3,166.62
|
-39.37
|
-1.22%
|
8月31日
|
3,205.99
|
-26.36
|
-0.82%
|
8月28日
|
3,232.35
|
148.75
|
4.82%
|
8月27日
|
3,083.59
|
156.30
|
5.34%
|
8月26日
|
2,927.29
|
-37.67
|
-1.27%
|
8月25日
|
2,964.97
|
-244.94
|
-7.63%
|
8月24日
|
3,209.91
|
-297.83
|
-8.49%
|
8月21日
|
3,507.74
|
-156.55
|
-4.27%
|
8月20日
|
3,664.29
|
-129.8
|
-3.42%
|
8月19日
|
3,794.11
|
46.0
|
1.23%
|
8月18日
|
3,748.16
|
-245.5
|
-6.15%
|
8月17日
|
3,993.67
|
28.3
|
0.71%
|
8月14日
|
3,965.34
|
10.8
|
0.27%
|
8月13日
|
3,954.56
|
68.2
|
1.76%
|
8月12日
|
3,886.32
|
-41.6
|
-1.06%
|
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8月26日
|
2,927.29
|
近時最低
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-43.34%
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6月12日
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5,166.35
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近時最高
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・赤は前日比の下げ
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・当局、8月12日から元安誘導
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