アイコン サムスン電子 第3四半期(7~9)決算 8四半期ぶり増益 自社株購入1兆2千億円分

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サムスン電子が29日発表した第3・四半期決算は、8四半期ぶりの増益となった。好調な半導体販売とスマホ事業の緩やかな回復が寄与した。
一方、第4・四半期については、為替相場の影響や季節的な需要低迷により、利益が前四半期から減少するとの見通しを示した。
第3・四半期の営業利益は、前年同期比82%増の7兆4000億ウォン(64億6千万ドル/78百億円/0.1055円)。

同社が10月初めに発表したガイダンスは、7兆3000億ウォン、前年同期は4兆1000億ウォンだった。
売上高は8.9%増の51兆7000億ウォン(5兆4千億円)。
第4・四半期については「為替のプラス要因が見込まれないことから、利益は前四半期から減少する」との見通しを示した。
第3・四半期の利益は、ウォンの対ドルでの下落(ウォン安効果)で8000億ウォン押し上げられた。

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部門別では、
モバイル事業の営業利益が2兆4000億ウォンで、前年同期の1兆7500億ウォンから増加した。主力スマホ商品の「ギャラクシー・ノート5」の販売が好調だったほか、これまで中国メーカーに押されていた低価格帯スマホが健闘した。
半導体事業の営業利益は5四半期連続でトップとなり、3兆6600億ウォンを記録した。

サムスンは製品ラインの刷新を進めている。ただ、調査会社トレンドフォースは、アップルや中国メーカーの低価格スマホとの競争激化により、同社の2015年スマホ販売は初めて前年比で減少すると予想している。

<1兆2千億円の自社株購入、消却へ>
サムスン電子は29日、11兆3000億ウォン(約1兆2千億円)相当の自社株を購入し、取得した全株を消却する計画だと発表した。
米アップルやグーグルなどのライバルIT企業に比べ、配当などの面で株主への配慮が足りないと指摘されていた。
 

[ 2015年10月29日 ]
 

 

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