アイコン 9月の中国製造業PMI 6年半ぶり、リーマンショック後の低水準 サービス業も低下

スポンサード リンク

財新/マークイットが発表した9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は、47.2で、2009年3月以来6年半ぶりの低水準となった。
速報値の47.0から上方改定されたものの、8月の47.3から小幅に低下した。新規受注がさえなかった。

スポンサード リンク

<7ヶ月連続の50割れ>
景況改善と悪化の分かれ目となる50を7ヶ月連続で下回り、当局によるか何回にもわたる金融緩和措置など一連の刺激策にもかかわらず、依然として景気減速を示す内容となっている。

PMIを構成する新規輸出受注指数が、44.6と8月の46.6から大幅低下し、09年3月以来の低水準を記録している。今後も弱い状況が続くことを示唆している。

<国内外受注3年ぶりの低水準>
国内の需要も引き続きさえず、国内受注と輸出受注を含む新規受注指数は2012年8月以来の低水準に落ち込んだ。
雇用指数も09年1月以来の低水準となった。

景気が減速するなか、デフレ圧力が根強いことも示され、製造業の利益率は一段と圧迫される見通しとなっている。

<<サービス部門も50割れに近づく>>
また、9月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は50.5で、2014年7月以来の低水準となり、景況改善と悪化の分かれ目となる50に迫った。8月は51.5だった。
以上、

こうした内容は、日本の製造業に直結している。日本の中国への輸出の柱は、中国の製造業者の部品・部材や製造用の機械など。
中国の低迷は東南アジアや韓国の低迷にもなり、中国・韓国・東南アジアの低迷は日本の製造業者に大きく影響してくる。
頼みの欧州経済の回復は、金融緩和で少し明るさが見られたが、今回のVWの沈没(既にエンジン製造子会社が減産に入っており、今後広がっていく)と難民騒動で景気浮揚政策どころではなくなっており先は見えてこない。また、ドイツが欧州経済の牽引役であるが、中国の独系自動車会社の販売台数は既にマイナスになっており、生産台数が大きいだけにその影響は計り知れない。ドイツも関係が深い中国の経済低迷の打撃を受け、欧州経済全体の回復に明るさは見当たらなくなってきている。

 

[ 2015年10月 1日 ]
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ