アイコン 8月の経常収支 14ヶ月連続黒字

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財務省が8日発表した8月の国際収支によると、海外との貿易や金融取引などでどれだけ稼いだかを示す経常 収支は、海外へ工場が進出し、その収益が日本へ還元してくることから、また、訪日客増による旅行収支が黒字となったことなどから、1兆6531億円の黒字 となり、14ヶ月連続の黒字とった。
輸出から輸入を差し引いた「貿易収支」は3261億円の赤字だったが、赤字幅は前年同月比で原油安があり縮小した。
また、日本を訪れる外国人旅行者数の急増で、日本での消費額が増えたことから、「旅行収支」が8月として過去最大の黒字となったほか、日本企業が持つ特許の使用料の受け取りが増えたことなどなどから、「サービス収支」が578億円の黒字に転換した。

さらに海外との利子や配当のやり取りを示す、「第一次所得収支」も海外への工場進出組の現地企業からの配当や証券投資による収益の受け取りが増えたことなどから、2兆518億円の黒字となり、8月として過去最大となった。
この結果、日本が海外との貿易や金融取引などでどれだけ稼いだかを示す「経常収支」は1兆6531億円の黒字となり14ヶ月連続黒字となった。
以上、

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原油は、シェールガス・オイルの生産コストが45~50ドルを割った場合、採算が取れず、生産調整に入り稼動リグ数が減少することから、それ以上は大きく下がらず、また、60ドルを超えた場合、休止リグを稼動させることから、それ以上上昇もしない。
最大の原油需要国である米国経済が、カナダやブラジルなどの新興国の経済が低迷しており、影響してくれば原油価格は下振れして、40ドル前後に落ち込む可能性もある。

日本の貿易収支は、超円安にもかかわらず、超原油安に助けられている。ただ、貿易段階で黒字が拡大すれば、円高にシフトする。しかも、中国はじめ新興国の経済低迷でもリスク上、円高にシフトする。

米国が金利を上げれば、リスク上、新興国からさらにドル投資金が引き上げられ、新興国は為替安に見舞われ、輸入物価が上がり、さらに経済は低迷する。新興国では一時的にパニックになることも想定され、IMFや世界銀行は、新興国の為替当局に事前に対応を考えておくよう促している。これまで米国は金利を上げるぞ、上げるぞと長きにわたり新興国を苛め尽くし、その影響からすでに経済低迷、現実の米国の金利上げでは、鉄槌・とどめを刺される可能性もある。
当然、日本の輸出も激減、配当収入も激減し、国際収支・経常収支段階でも大赤字になる可能性がある。

[ 2015年10月 8日 ]
 

 

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