アイコン サントリー/青島ビールとの合弁解消へ 見直しか

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サントリーHは16日、中国・青島ビールとの合弁事業について、解消を含めて協議していることを明らかにしたと報道されている。
競争が厳しい中、中国の景気減速も加わり、見直しを行っている。ただ、「三得利(サントリー)」は上海で30%のシェアを占めており、青島ビールへのライセンス供与などで、ブランドを残す方向。
サントリーHは「合弁パートナーの青島ビールと様々な可能性を議論しているのは事実」と述べているという。
サントリーは、1981年に中国へビールの輸出を開始。2012年に青島ビールと合弁設立で合意し、上海と江蘇省における商品開発や生産を行う事業合弁会社と販売、物流などを担う販売合弁会社の2社を設立している。
両社とも折半出資。サントリーは、2社計で180億円を出資している。

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合弁会社の年間売上高は400億円程度。14年には8600万ケース(1ケースは大瓶20本換算)を販売した。「三得利(サントリー)」はこのうち3400万ケース程度だという。ただ、価格競争は厳しく、赤字となっている。

同社は、世界で戦うことができるのは、飲料とスピリッツと位置付けている。ビール事業については、国内で2020年までに20%にシェアを高めたいとしており、ビール市場に「ザ・モルツ」を投入、品揃えを強化している。

上海・北京を中心に行っていた中国飲料事業は、匯源(ホイエン)果汁集団有限公司と合弁会社、匯源三得利(上海)飲料有限公司を設立、2015年から合弁事業を開始している。
スピリッツ事業は、ビームサントリーが強化を図っているほか、ワイン事業は、2010年に中国のワイン輸入販売会社「ASCファインワインズホールディングス」を買収している。
 以上、

中国のビール市場は拡大中、人口が多い分、市場は計り知れない。人気化すればなおさらのこと。今後、言論弾圧下、格差拡大により、中国人の飲酒量は限界を知らない韓国人並みに増加していくものと見られる。

元々ドイツ人が作った青島ビールは、戦前、大日本麦酒が買収、戦後国営化され、大日本麦酒の後身であるアサヒビールが1999年に合弁事業を立ち上げている。こうしたことから、日本人も飲みやすいビールを提供している。

[ 2015年10月16日 ]
 

 

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