アイコン 久富産業の溶接不良問題 京都に続き神戸も 橋落下防止装置問題

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京都市の国道の橋で耐震補強工事に使われた部品に溶接が不十分なものが見つかった問題で、神戸市内の2つの橋でも溶接が不十分な部品が使われていたことが市の調査でわかった。
この問題は、京都市の国道の橋で行われた耐震補強工事で、福井市の久富産業(福井市大願寺1-3-25、代表:桑原勝)が製造した橋の落下を防止する装置の部品に溶接の不十分なものが見つかったもの。

 これを受けて神戸市が、この業者が耐震補強工事に関わった市内の橋について、超音波による検査を行って調べたところ、垂水区名谷町の市道にある福田川橋と灘区水車新田の県道にある新六甲大橋で、京都市の橋と同じような溶接不良が確認された。

神戸市によると、2つの橋は日常の通行に支障はないということだが、溶接不良が見つかった部品については速やかに補修を行うことにしている。

問題の業者は、須磨区中落合の市道にある名谷駅前橋の耐震補強工事にも関わっているということで、神戸市は調査を急ぐことにしている。

当問題は当初、ショーボンド建設が、京都市内の国道にある橋梁の勧進橋に施す耐震補強に用いた部材に溶接不良が見つかった問題で、国土交通省は今年8月28日、部材を製作した会社は久富産業(福井市)だと発表した。
同社の部材を納入時に検査した北陸溶接検査事務所(福井市)が、溶接不良のデータを隠蔽していた可能性があることも明らかにしている。

橋落下防止装置は、橋脚と橋桁を太いチェーンなどで結んでいるが、不良個所は、そのチェーンと橋を結びつける接合部分で見つかっているもの。
なお、北陸溶接検査事務所もCIW認定検査会社の指定を停止されている。


スクロール→

久富産業(株)の財務内容と業績 平成26年12月期/千円
流動資産
789,464
流動負債
478,628
 
 
固定負債
52,000
固定資産
332,031
自己資本
590,867
 
 
(資本金)
10,000
総資産
1,121,495
負債+資本
1,121,495
売上高
粗利益
経常利益
自己資本
1,636,954
317,537
207,584
52.6%
・所在地:福井市大願寺1-3-25、代表:桑原勝
 
スクロール→
(株)北陸溶接検査事務所の会社概要
会社名
株式会社 北陸溶接検査事務所
代表者
代表取締役社長 森 俊郎
設立
昭和53年9月1日
資本金
1000万円
本社
福井県福井市若栄町801
富山営業所
〒930-0901 富山県富山市手屋3丁目7-19
TEL(076)451-4221
FAX(076)411-5066
社員数
福井本社 14名(うち検査員10名)
富山営業所 5名(うち検査員4名)
個人取得資格
(社)日本非破壊検査協会
・超音波探傷試験技術者
・放射線透過試験技術者
・浸透探傷試験技術者
・磁粉探傷試験技術者
(社)日本溶接協会
・検査技術管理者
・上級検査技術者
・検査技術者
・WES8103溶接管理技術者
(社)日本鋼構造協会建築鉄骨品質管理機構
・建築鉄骨超音波検査技術者
・建築鉄骨製品検査技術者
(公社)日本鉄筋継手協会
・鉄筋継手部検査技術者
・熱間押抜検査技術者
危険物保安技術協会
・タンク底部板厚測定技術者
(財)全国危険物安全協会
・地下タンク定期点検技術者
労働基準局
・エックス線作業主任者
・衛生管理者
国土交通省
・測量士補
 
[ 2015年11月 4日 ]
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