＜ニセコは高級リゾート地へ＞
北海道には、外資が投資する外国人向けリゾートなどが次々と進出している。
新千歳空港から車で３時間の倶知安町やニセコ町にある日本最大のスキーリゾート「ニセコユナイテッド」は、世界のホテル業界の注目の的になっている。
米マリオット・インターナショナルは、ニセコ地区にグループ最高級のリゾート「リッツ・カールトン・リザーブ」を２０２０年に開業する。
　香港大富豪の李嘉誠氏系の不動産開発業者、パシフィック・センチュリー・プレミアム・デベロップメンツ（PCPD）が出資する「パーク・ハイアット」も１９年に進出する。
中国、タイ、マレーシア資本も含め、今後数年間に北海道に進出する大型リゾートは６ヶ所。
冬には、外国からスキー観光客が大勢押し寄せる星野リゾートを買収したのは、大富豪の郭広昌氏率いる復星グループの傘下企業だった。
２０１４年に倶知安町を訪れた外国人は、オーストラリア人が５１％、香港人が１６％、シンガポール人が６％、米国人が６％、台湾人が４％などでスキー目的の西洋人が半数を超えている。
　こうした訪日客の急増によるホテル不足から、国家戦略特別区域として東京都大田区で民泊が始まった。

＜全国で建てまくるアパホテル＞
今日本のホテル業界で一番元気がよいアパホテルの開業やホテル用地取得のニュースだけでも、全国でホテル開業ラッシュとなっていることが理解できる。
同社は２０１４年度までに51,896室を運営。次の目標は２０年までに１０万室としている。
特に大都市では取得する土地が大きくなっており、２千室以上のホテルの建設も多くなっている。同社は繁忙期には価格の吊り上げ作戦を敢行中であり、ほかのホテルの値上げにつながっている。

同社のニュース(HP)より、多すぎて昨年５月以前は同社HPを見てください。