アイコン 野球賭博でまた 渡辺恒雄球団最高顧問引責辞任と原元監督の1億円事件

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プロ野球巨人軍の久保博球団社長は(2016年)3月8日、東京・大手町の読売新聞本社で記者会見し、高木京介投手(26)が野球賭博に関与していたと発表した。
渡辺恒雄球団最高顧問、白石興二郎オーナーら球団首脳が引責辞任するという。

巨人は、高木京投手を8日付で謹慎処分として最終的な処分を日本野球機構(NPB)に委ねる。
昨年、福田聡志投手(32)、笠原将生投手(25)、松本竜也投手(22)の巨人軍3選手が熊崎勝彦コミッショナーから無期失格処分を受け、契約解除となったばかりだった。
プロ野球界は、再発防止策を講じてきたが、4人目の発覚で信用をさらに失墜させる形となった。

<原監督事件、自浄できない読売球団>当時の報道まとめ
1988年、当時原辰徳選手の妻が長男を出産したが、原選手は巨人が関西遠征の際に定宿にしていた兵庫県芦屋市内のホテルでアルバイトをしていた20代の女性と不倫をしており、2006年8月には女性の日記を持っているという自称球界関係者(実際は元暴力団員)の二人組の男から連絡があり1億円を要求された。

日記には、原選手以外に二人の選手の名前が書かれており、2006年には、その二人の選手が巨人のコーチをしていたことから表ざたになることを防ごうと、球団にも警察にも知らせず、知人に借金して支払った。

2009年4月に金を受け取った2人のうち1人が属していた暴力団の親分が球団側に「日記を返してほしい」と要求した。球団はその時に事実関係を初めて把握、原監督に問いただすと、原監督は不倫と1億の支払いを球団に打ち明けた。その親分は同年12月、球団関係者を脅迫したとして逮捕されている。

また、20年以上も原監督の不倫について知らなかった妻にも打ち明けることとなった。
2009年12月には、男がガソリン缶やガスボンベを持参して読売球団に押しかけ、現行犯逮捕されている。
この不倫相手の女性は、トラブルにより謎の失踪をしており、二人組の男の内一人は事故死している。

2012年6月21日発売の週刊文春(6月28日号)にて、この問題が報道されると、原監督は早々にコメントを出しファンに謝罪、同時に「清武さんへ」と題する文書を発表し、この件をバラしたのが巨人の元GMである清武英利氏であると名指ししたが、直後に清武氏から「非常に残念でなりません。私は関知していません」とのコメントが出された。
読売側は、(原監督が)元暴力団員に支払ったとする週刊文春の記事に対して、名誉毀損で告訴、民事でも損害賠償と謝罪広告を求め裁判を起こしたが、読売側が1審で敗訴、読売側は控訴したものの、高裁は控訴を棄却(2015年12月17日)を決定通知した。

この事件で球団側から何のご沙汰もなかった原監督、選手を含め球団すべてが、いい加減な球団運営を行疎いう結果を招いた。読売巨人軍の首脳陣は、巨人軍を綱紀粛正などどこ吹く風状態にしてしまったのだった。
読売巨人軍の野球賭博問題のすべては、球団首脳による原監督に対する処分の有無にすべて帰結するともいえよう。
プロ野球ファンのためにも、首脳陣も刷新される読売巨人軍、高橋新監督の下、再生を期待したい。

 

[ 2016年3月 9日 ]
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