アイコン 海と町の隔壁 延400キロの東北防潮堤 ゼネコンとセメント屋大喜び・予算1兆円

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2011年6月、中央防災会議の専門調査会は、数十年から百数十年ごとに起きる津波を防潮堤で防ぎ、それを超える津波は、避難を軸に「多重防御」で減災すべきだと提言した。
提言を受けて、各県は、対応の防潮堤整備を進めてきた。
岩手、宮城、福島3県で整備される防潮堤は、計400キロ、594ヶ所ある。うち高さ10メートル以上の区間は50キロに及ぶ。

防潮堤の総工費は約1兆円。

国交省によると、3県で2016年1月までに、計画の約14%が完成。用地交渉などに時間がかかり、150ヶ所(25%)では着工できていないという。
 海と共存するどころか、海と町を隔壁で遮り、景観どころではない。用地交渉どころか、各地で反対運動が生じている。住民には強制的に高台に移転させ、高さ10メートルの防潮堤とは・・・。

1兆円の投資額となるが、フクシマ原発大爆発の廃炉までの総処理費用は13兆円かかるともされている。 
 各地で再稼動させたい原発はいずれも冷却水が必要なことから海のそば、少しだけ高台にあるが、津波は入り江や場所によっては想像もつかない高さに至るケースがある。再稼動させたい原発には全箇所、国の金を使ってでもこうした屈強な10メートルクラスの防潮堤を作らせるべきだろう。想定されている南海トラフの巨大地震では津波の直撃を受けることから、再稼動できない可能性が高い浜岡原発のように・・・。田中委員長殿がすぐゴーサインを出す可能性も高いが・・・。

地震多発国の日本、原発は危なっかしいばかり。総処理費用13兆円ともされるフクシマ大爆発も時が国民をすでに忘却させている。それでも原発を再稼動させ、膨大な費用を垂れ流し続け再処理工場まで造り続けるのは、石原慎太郎氏が述べたように、原爆・水爆を将来いつでも作り所有することができるようにするだめだけだろうか。

海を見たければこの隔壁に海を描くしかない。天安門広場の青空の絵のように。
 

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[ 2016年3月10日 ]

 

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