アイコン 東京五輪不正誘致疑惑 影に電通あり コンサル社に高い評価

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先の東京五輪のエンブレム問題でも電通出向の人物が選定に関与、問題となり辞任しているが、日本のこうした企画や広報・宣伝・会議誘致・設置に、電通なしでは考えられないほど、放送局や大手企業、自治体・国そのものに深く関与している。
電通の2015年3月期の売上高は4兆6,423億円、英イーディス社などを買収し売上高の約半分は海外となっている。

16 日、招致委員会の理事長を務めたJOC=日本オリンピック委員会の竹田恒和会長は、シンガポールの「ブラック・タイディングス社」(代表:イアン・タン) に対し、(問題となっている2億2千万円は)コンサルタント料として支払った業務契約の対価だとする声明を発表し、不正賄賂疑惑を否定した。(元皇族のお 方は内実を知らぬことだろうが、こうした段で認めるバカもいないだろう・・・)

<ブラック・タイディングス社の調査は利害関係者の電通に依頼>
当ブラック社について、竹田会長は「アジア中東の情報分析のエキスパートで正当な支払いをした。ディアク氏に関わっているとは知らない」と強調している。(当時招致委員会の専務理事だった水野氏(ミズノ元会長)もディアク氏との関係は知らなかったとしている)
また、竹田会長は「今回は、本人から売り込みがあった」、「当該業務の成果物は、ロビー活動そのものであり、アポイントメントの実施や業務報告、情報分析などの有形無形の各種報告が成果であります」と述べている。

それ以前に、招致委員会からブラック社の調査を依頼された電通は、竹田会長に対して「実績のある代理店」と太鼓判を押した調査内容を報告、だが、その会社の所在地は、シンガポール郊外の古ぼけた(汚い)公営住宅の一室にあり、企業であることを示す看板など何も出ていない。竹田会長によると、実績のある代理店であるはずのブラック社と現在は連絡も取れない状態だという。(公営住宅内にある事務所地には奥さんが住んでおり、夫はほとんど帰宅しないという。公営住宅内に会社があるなど聞いたことがないと近隣住民の話)
それゆえか、欧米メディアはディアク氏のペーパーカンパニーと報道している。

電通の調査の調査能力では、ディアク氏と近い会社ということが分からなかったのか、それとも分かり、当然契約すべき有力コンサルと評価したのだろうか。当然、後者だろう。誘致できれば、電通は、東京で開催することで、莫大な額の五輪の企画・設営・運営などの総合コンサル契約ができるという直接利害関係者にあたる。

<ディアク氏の息子、パリで高級腕時計2000万円分の爆買でアシ>
フランスの検察関係者によると、国際陸連元会長でIOC(国際オリンピック委員会)元委員、ラミン・ディアク氏の息子、パパ・マッサタ氏は2013年9月ごろ、パリで高級時計など2000万円近い買い物をしたという。検察当局は、買い物に使われた金の流れを調べた結果、東京の招致委員会側が振り込んだ約2億円が代理店などを介してパパ・マッサタ氏に渡ったとみられることを確認したとしている。また、この高級時計などは東京招致に協力した複数のIOCメンバーに渡されたとみて捜査しているという。
 ブラック社には、招致委員会から2回に分け振り込まれており、1回目の資金の振込み後、息子のパリでの高級時計爆買いが見受けられている。2回目は2013年9月8日の東京誘致が決定後支払われたという。計2億2千万円なり。
 電通がちゃんと招致委員会に対して真実の調査内容を報告していれば、振込みの名義人を招致委員会にするはずもないだろうが・・・。日本国内の銀行から招致委員会名義で振り込んでいる・・・お粗末君。

<招致委員会の暖かいフトコロ事情>
招致委がまとめた活動報告書によると、招致活動にかかった費用の合計は、2011年9月から2013年9月までの2年間で予算89億円。使用目的の内訳は、「立候補ファイルの策定」が10億円、「国際招致活動」が41億円、「招致機運の醸成」が38億円となっている。また、招致委員会と東京都の負担の内訳は、招致委員会が54億円、東京都が35億円で、今回問題になっているコンサル料として支払った約2億2000万円は、この54億円の中に含まれる。招致委員会の負担分は、寄付金や協賛企業からのスポンサー料などで賄われたという。
別の報道では、招致委員会に集まった寄付金や協賛金などは約65億円にのぼり、計7億8600万円が海外コンサルタント向けに支出され、問題とされる送金もこの一部とみられるという。

IOCの規程では、IOC委員の親族などへの支払いは禁止されているが、今回の契約について説明した結果、IOCが「規程に抵触しない」との見解を示していることが分かったという。

<ブラック社の実績と仏検察当局>
一方で、このブラック社は、ディアク氏が国際陸上競技連盟の会長を務めていた当時、北京で行われた世界選手権の招致と深く関わっていることなどから、ブラック社とディアク氏との関係や振り込まれた金の流れなど、検察当局の今後の捜査の行方が注目される。(仏政府は政治的な裏取引で政治決着をよくやる国家だが・・・)

<問題のコンサル会社>息子関与否定
2020年東京五輪招致の不正疑惑で、招致委員会が多額の資金を振り込んだシンガポールのコンサルタントノブラック社に近いとされるセネガル人パパマッサタ・ディアク氏が14日、共同通信の単独会見に応じ、同社を通じた日本からの金銭受け取りを否定した。
同社経営者だった男性について、北京五輪以来の「友人」と認める一方、同社と招致委の業務契約は知らなかったと主張した。セネガルの首都ダカール市内で述べた。
疑惑の中心人物とされる同氏が、日本メディアと会見したのは初めて。同氏はアフリカの国際オリンピック委員会委員でかつ影響力を持つラミン・ディアク国際陸連前会長(ドーピング賄賂問題で首)の息子。
以上、共同通信参照
当然、真実を話すわけもなかろう。

<先のエンブレム問題と電通の関係>
<2020年東京オリンピックエンブレムのデザイン選考の審査委員会
審査を取り仕切ったのは、大会組織委・マーケティング局長で電通の槙英俊氏。
【審査委員】
1、委員長:永井一正 日本グラフィックデザイナー協会特別顧問、72札幌冬季五輪エンブレム作者。
2、浅葉克己 日本グラフィックデザイナー協会会長、浅葉克己デザイン室主宰
3、細谷巖 東京アートディレクターズクラブ会長、ライトパブリシティ社の会長
4、平野敬子 デザイナー/ビジョナー、 CDL所長
5、長嶋りかこ グラフィックデザイナー、博報堂退職後village®主宰、34歳
6、片山正通 インテリアデザイナー、武蔵野美大教授
7、真鍋大度 メディアアーティスト/プログラマー/インタラクションデザイナー、4nchor5 La6主宰、8、ライゾマティクスクリエーター、審査当日米滞在疑惑
9、高崎卓馬 電通、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会クリエーティブ・ディレクター、CMプランナー、コピーライター、佐野氏へ疑惑のサントリートートバックデザインの依頼者
以上、

ブラック・タイディングス社はあくまでブラックでしかないようだ。
Black Tidingsはインドのヒンディーズ語で「黒い金を洗浄する」という意味だというオチまでついている。

<↓ ブラック社の入り口>
招致委員会から代理店として高い評価を受けた会社の本社の入り口、中に入ったらブラックのようだ。
ブラック
 

[ 2016年5月17日 ]
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