アイコン シダックス カラオケ店を9月末までに80店舗閉店 特損大丈夫か

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カラオケ大手のシダックスは9月末までに最大で全体の3割に当たる80店舗のカラオケ店を閉店する。

営業を続ける約180店舗については、改装などで集客力を高める。

同社は郊外の大型店が中心で、都心部の低価格型店舗に需要を奪われている。店舗の選別を進めて収益力を強化し、カラオケ事業の2019年3月期までの黒字化を目指す。

 4月以降、8月末までに52店舗を閉店。さらに9月末までに最大で28店舗の営業を停止する。
渋谷の旗艦店でもあるレストランカラオケ「渋谷シダックスビレッジクラブ」(渋谷区神南1)も8月31日に閉店する。
消費不況から、カラオケ店の客も減少、集客競争から価格低下も招いている。

ただ、同社の自己資本は前期大きな赤字を露呈させたことから前期末114億45百万円、率にして15.4%まで落ちている。今回の店舗閉鎖に伴う特損は莫大なものになると見られ、急速に財務体質の悪化をもたらすものとなる。
早期に増資等計画に入れるべきだろう。
 

シダックスの2016年3月期の業績内容
単位/百万円
売上高
営業利益
セグメント
売上高
前期比
営業利益
前期比
エスロジックス
41,091
-2.0%
2,909
-12.9%
コントラクトフードサービス
29,418
-3.8%
1,601
11.6%
メディカルフードサービス
34,434
-3.6%
1,050
-1.6%
レストランカラオケ
30,155
-17.4%
-2,144
1,506
コンビニ中食
14,669
-0.2%
294
0.2%
トータルアウトソーシング
40,630
3.4%
3,111
127.9%
調整
-30,690
 
-7,592
 
合計
159,707
-8.5%
-771
647
・重複計上により調整額が大きすぎて参考にならず。
 
シダックス業績推移と今期予想
連結/百万円
14/3
15/3
16/3
17/3期予
売上高
191,583
174,461
159,707
152,000
営業利益
2,943
647
-771
3,300
経常利益
2,844
202
-1,089
2,100
当期利益
521
255
-7,120
100
総資産
100,101
92,338
74,379
8/10日発表分
自己資本
24,962
26,133
11,445
資本金
10,781
10,781
10,781
 
有利子負債
37,002
32,136
33,050
 
自己資本率
24.9%
28.3%
15.4%
 
 
閉店の「渋谷シダックスビレッジクラブ」

閉店の「渋谷シダックスビレッジクラブ」

[ 2016年8月31日 ]
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