ユニーGMSの「アピタ」「ピアゴ」を新たに25店舗閉鎖、計47店舗閉鎖
ユニーグループHDは9日、2019年2月期末までに総合スーパーの「アピタ」「ピアゴ」を新たに25店舗程度閉鎖すると発表した。
コンビニの「サークルK」「サンクス」も合計約1000店舗を閉鎖・移転させられる。
9月にファミリーマートとの経営統合を予定しており、不採算店舗を縮小することで統合後の収益力向上につなげる。
アピタとピアゴは、計216店舗あり、閉鎖対象は全体の約1割にあたる。店舗の閉鎖やファミマと競合し「置き換え」と呼ぶ近隣への移転させられるコンビニは全体の約16%に達する。
ユニーのスーパー事業(ホームセンター含む)の店舗数は16年2月末時点で228店舗あった。
これまでに不採算店を中心に22店舗の閉鎖をすでに決めていた。今回追加で閉鎖を決めた25店舗を合わせると、3年間で2割強の計47店舗を整理する。
<早期に内訳を明らかにせよ>
GMS=総合スーパーの撤退店舗などの詳細や地域別の内訳は明らかにしていないが、今後は顧客基盤を持つ愛知、岐阜、三重の3県などに経営資源を集中する可能性が高い。
統合新会社で、社長に就任予定のファミマの上田準二会長も「中京から東海地区に基盤を置いて地域密着の小売りとしてやれば、立て直しできる」と述べており、営業エリアの縮小を進めていくとみられる。
ユニーGHDは同日、店舗閉鎖関連損失や収益性の低下した店舗の減損、棚卸資産評価損の合計720億円を16年3~8月期に計上することも明らかにした。
同社は8月下旬に株式上場を廃止する。 スーパー大手のGMSは進出にあたり、周辺地元スーパーや商店の多くを潰しており、いきなり撤退では地域一帯を商業過疎地にしてしまう。進出した社会的な責任があり、早期に撤退店舗を明らかにすべきだ。
ファミマの親会社である伊藤忠もいいころ加減にしないと、消費者から、はたまた米ハゲタカからまたまた虐められることになる。紳士的なファミマだったが、最近えげつなくなって来ている。
ユニーグループ 「アピタ」「ピアゴ」店舗一覧
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最近閉鎖した店舗・既に近日閉鎖予定店舗含まず
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地域名
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店舗地
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店舗数
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東北
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福島県(会津若松市)
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1
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関東
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神奈川県
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7
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埼玉県
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7
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千葉県
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3
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茨城県(稲敷市)
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1
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栃木県
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2
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群馬県
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6
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甲信越・北陸
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山梨県
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3
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新潟県
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3
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富山県
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7
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石川県
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5
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福井県
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4
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長野県
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5
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東海
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尾張エリア
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(一宮市、瀬戸市、春日井市、犬山市、江南市、小牧市、稲沢市、尾張旭市、岩倉市、豊明市、日進市、清須市、北名古屋市、東郷町、長久手市、豊山町、大口町、扶桑町、津島市、愛西市、弥富市、あま市、大治町、蟹江町、飛島村)
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名古屋市内
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(中村区、中区、西区、北区、東区、南区、千種区、昭和区、瑞穂区、天白区、緑区、守山区、熱田区、名東区、港区、中川区)
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知多・三河エリア
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(半田市、常滑市、東海市、大府市、知多市、阿久比町、東浦町、南知多町、美浜町、武豊町、岡崎市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、知立市、高浜市、幸田町、みよし市、豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、設楽町、東栄町、豊根村)
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岐阜県
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20
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三重県
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15
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静岡県
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22
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近畿
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奈良県
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2
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京都府(相楽郡精華町)
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1
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滋賀県
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4
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