仕出し・弁当屋さんの（株）味彩（東京都多摩市諏訪６－２－３、代表：後藤秀文）は１０月１７日、申請処理を高井章光弁護士（電話０３－３５１９－７８００）ほかに一任して、東京地方裁判所へ民事再生法の適用申請、保全命令を受けた。監督員には、村上寛弁護士（電話０３－５２２４－５５６６）が選任されている。

負債額は約２３億円。

同社は、昭和４１年創業の元寿司店、仕出し弁当製造業へ転身していた。同社は立川と多摩にセントラルキッチン工場を配し、老健施設や葬儀社などへの仕出し、スーパーなどへ総菜や弁当の販売、料亭料理品のＯＥＭ供給も手がけ、平成２６年５月期には約３５億円の売上高を計上していた。

しかし、本社多摩のセントラルキッチン新工場への多額な投資により売上高の増加を見込んだものの、増加せず、この間の物流経費増、原材料費の高騰が採算性を悪化させる中、消費不況によるスーパー部門の売上不振、借入負担増もあり最近では経営不振に陥り、今回の措置となった。

以上、

民事再生は、さっさ申請することが肝心、また、債権者には悪いが買掛債務が一番大きい時期に行うことも必要。申請後は、金融機関の債務は、金融機関は儲けており、強気に攻め、大幅な債権カットを行ってもらう必要がある。再生するために。