アイコン 台風18号被害拡大のマリンシティ 防波堤外洋に面し たったの1.3m 釜山

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人の欲望は常によく深く罪深い。
台風18号の影響で、釜山を代表する高級マンション街「マリンシティー」一帯は、高波が防波堤を乗り越え、津波のように海水が押し寄せ、大きな被害をもたらした。
中でも、波が防波堤を越えて道路を襲い、歩道ブロックがかなりの部分で剥がれ、商店を襲い被害を拡大してという。また、一部の建物の地下駐車場にも海水が流れ込み、多数の乗用車が水に浸かった。
 
そうした中、台風の被害がひどくなった原因は、住民が防波壁を拒否したからだという主張が持ち上がっているという。
釜山広域市海雲台区庁は2012年、台風に伴うマリンシティーの浸水被害を減らすため、高い防波壁を設置しようと計画した。しかしすぐさま、一部の住民が「海が見えない」と陳情して、防波壁設置計画を白紙にしたという。

これについて海雲台区庁の関係者は「台風に備えて高さ1.8メートルの防水壁を設置する計画だったが、近隣マンションのテナントなどから『周辺の景観が隠れて観光客が来ない』という陳情があり、1.3メートルまで低くして設置した」と説明したという。

実際、マリンシティーの入居者代表連合会は2012年、「防波壁を作ったら歩道や商店1階のカフェから海が見えず、防波壁の設置で眺望権を害することには反対」と、壁の設置に反対したと伝えられている。

しかし、住民の反対の中でも、自然災害に対する懸念や問題提起が続いたことを受け、釜山市は今年8月、国費および市費など655億ウォン(約61億円)を投じて超大型海上防波堤計画を進めると決定していたという。
以上、韓国紙参照

防波堤の高さは、通常ならば、被害を想定して行政が決定することであり、住民を納得させるのも国民の安全を第一優先にする行政の役目でもある。しかし、韓国では、常に口が大きい人の勝ちになることから、眺望権を盾にこうした低い防波堤しかできなかったようだ。
しかも、建物が建ち、防波堤が造られたような記事内容となっており、デタラメ開発の顕著たるものだろう。

また、今回の台風18号に関しては、日本の気象庁が30分ごとの衛星画像や進路方向をこまめに報道しており、台風がまだ沖縄県の久米島付近にあった時から刻々と進路は細かく変化し、次第に済州島付近まで北上して、それから急速に東北東へ向かうと、時間帯別に詳しく、素人でもわかるように予報を発信していた。韓国の気象庁の予報は外れっ放しとよく酷評されているが、韓国の気象庁も日本の気象庁のHPを見ていれば、詳細が刻一刻変化する台風の動きを、把握することができたと見られる。

特に、釜山市のマリンシティの海岸の防波堤は低く、最大限注意する必要があった。にもかかわらず、厳戒態勢は取られず、大波が打ち寄せる最中、海岸線を一般車両が何台も通るなど、韓国気象庁や地元警察・消防当局に台風に対する危機意識がまったく欠落していたものと見られる。
  日本の気象庁が詳しく発表していたにもかかわらず、韓国の気象庁が利用していなかったとしたら、それは国民の安全より、当局のプライドを優先した結果だと見られる。また、マリンシティの被害を見る限り、韓国気象庁・市の厳戒態勢の発信に大きな問題を抱えていることも露見させたものになっている。
 1度あることは必ず2度ある。
今回の被害に対して、ベストな対策を至急取りまとめ、即、実行に移すべきだ。時間が経てば、また住民の一部に眺望権など主張する大きな口の人が現れることになる。沿岸に波止めの防波堤を造る計画となっているようだが、外洋に面しており、予算から見て果たして有効だろうか、再考することも必要だろう。

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[ 2016年10月 7日 ]
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