アイコン 中国元 10日連続安 トランプ就任を見据えた動きも加速原因か

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中国の通貨・人民元の17日の相場は、アメリカ大統領選挙のあと、世界的にドルを買う動きが続いている流れを受けて、中国の中央銀行が発表する1日の取り引きの目安となる値が10営業日連続で引き下げられ、約8年5ヶ月ぶりの元安水準となっている。

人民元相場について、中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は、前の営業日の値などを参考に1日の取り引きの目安として基準値を発表している。
17日朝、発表されたドルに対する基準値は1ドル=6.8692人民元と、16日より0.1%余り引き下げられ、2008年6月以来、およそ8年5ヶ月ぶりの元安水準。基準値の引き下げは、17日で10営業日連続。

これは、アメリカのトランプ次期大統領の経済政策への期待を背景に世界的にドルを買う動きが続いている流れを受けたもので、メキシコや南アフリカ、ブラジルなど新興国の通貨がドルに対して大きく下落するなか、人民元の基準値もこの1週間で1%余り下落している。

市場関係者は「大統領選挙のあと広がったドルを買って元を売る動きの勢いは落ち着きつつあるものの、中国経済の減速を背景に人民元は積極的に買われづらい状況で、元安の基調はしばらく続く可能性もある」と話している。
以上、報道参照

トランプは中国との貿易不均衡によりアメリカの労働市場が損なわれていると一貫して述べており、大統領就任後は何らかの対策を打ってくることは確実視されている。
中国の為替介入により人民元が安すぎるとの批判も以前からあり続け、元安はトランプ就任後を睨んだ中国為替当局の先手を打った動きにより加速しているといわれている。
すでにトランプ対習の戦いは始まっている。

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[ 2016年11月17日 ]

 

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