アイコン 10月の中国の物価指数上昇 不動産バブル拡大/国家統計局

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中国国家統計局は9日、10月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で2.1%上昇したと発表した。
上昇率は、9月と比べて0.2ポイント拡大。4月(2.3%)以来の高い上昇率となったが、今年の政府目標である3.0%は引き続き下回った。
前月比では▲0.1%減じ、これまで前月比で3ヶ月連続して上昇していたものの、10月は一転してマイナスに、消費の伸びの力強さは欠いている。

10月の工業品卸売物価指数(PPI)も1.2%上昇した。上昇率が9月と比べて1.1ポイントの大幅な拡大となった。
資源や原材料が値上がりし、2011年12月(1.7%)以来の高い上昇率となった。公共事業や不動産バブルによる鉄鋼などの建築資材の高騰が背景にある。
  国内需要増と海外への輸出で鉄鋼生産がフル稼働しており、連れて石炭が高騰、これまで減産指示を出していたが、高騰を受け、急遽大増産命令を発している。

<消費者物価指数推移>
同比は前年同月比(青)/王編に不比は前月比(黄色)

1108_11.jpg


<工業品卸売物価指数の推移>
外需より内需(大公共投資と不動産バブル)により当指数は上昇している。ただ、消費の伸びは一進一退であり、また、外需も弱いことから、偏った伸びとなっていると見られる。

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[ 2016年11月 9日 ]

 

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