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愛知県は、12月9日~11日、愛知県大府市梶田町2丁目26の弁当業者が製造した給食を食べた県内の保育園や幼稚園の園児ら600人あまりが食中毒を起こした問題で、業者の「タマセイキッズランチ」に立ち入り検査をして原因の特定を進めることにしている。

当食中毒では、名古屋市を中心に13の幼稚園や保育園に通う園児615人と、職員3人が下痢やおう吐などの体調不良を訴え、このうち29人が入院した。

愛知県では、患者からノロウイルスなどが検出されたことから、給食が原因の食中毒と断定して、給食を製造した大府市の弁当業者、「タマセイキッズランチ」を14日付けで当面の間営業禁止の処分にした。

食中毒の原因とみられるのは12月7日と8日にかけて出された給食で、このうち7日はマカロニ、コロッケ、豆のサラダ。8日は春巻きやハムとブロッコリーの炒め物、エンドウ豆などが提供されたという。

愛知県では業者に対し、施設の清掃や消毒を行うよう指示し、近く食品衛生法に基づいて立ち入り検査を行い、原因の特定と、職員の衛生管理の状況を確認するという。