慰安婦問題について日韓は合意したものの、すでに韓国文政権は問題があると公式に表明している。直近、外野席の国連までも慰安婦問題で勧告までなしている。
その強気の姿勢の戦略、世論醸成＝洗脳が国内だけではなく、世界に人権問題と重ね合わせた慰安婦問題として展開させ、成功させていることは認めざるを得ない。
世界のメジャー新聞各社から、国連史上最悪の事務総長と名指しされた潘基文が、１０年間も国連事務総長を努めた結果、国連で縁故採用を強力に推し進め、国連内部が韓国勢に乗っ取られ、国連が反日批判を展開する土台作りから展開に至るまで形成させたことに起因している。
特に人権問題では、現在韓国の外相を務める康京和が長い間、国連で人権問題を担当しており、慰安婦問題を人権問題化し、国連が日本に対して勧告を出し続けさせている張本人ともいえる。その国連での人脈は、縁故採用もありその後も生き続けている。
国連での成功に乗じ、日本の明治遺産登録において、反対表明した韓国（朴大統領）は、ユネスコの委員の国すべてを外交官なり、議員たちを派遣して、登録反対に動いた。
決定会合の会場にも大動員して、結論を先送りさせ、登録と引き換えに日本側から一定の譲歩を勝ち取った（朝鮮人の強制労働の説明版）。
しかし、それでは満足せず、世界遺産そのものを政治的に私物化しようとしていることが見て取れる。
今月、ユネスコから、世界記憶遺産事務所の韓国誘致を勝ち取った。当然、今年、見送られた慰安婦記憶遺産をユネスコに登録させる目的があることは疑いようもない。
それに、韓国政府は先般、早速、ユネスコのアズレ新事務局長（仏元社会相）と朴銀夏公共外交大使を面談させ、日本は明治遺産について決定どおりの説明版が付けられていないと「言い付け外交」を展開させた。アズレも元々仏左派の社会党である。
その事務局長の前任者であるボコバは、ブルガリアの生粋の共産党員であり人権派。明治遺産が審議に入る前の２０１５年５月韓国を訪問し、国会外交統一委員会の羅卿瑗（ナ・ギョンウォン、反日保守、セヌリ党⇒自由韓国党）と会合をもち、羅はボコバ局長に対して直接、日本の明治遺産登録に反対を表明していた。
韓国が人権問題を絡めた遺産登録では、先入観なしにすぐ韓国に同調しまう類のイコモス（ユネスコの諮問機関かつ遺産審査機関）や局長たちである。
（宗像三女神の世界遺産登録では、イコモスの嫌がらせが頂点に達したと見られる。日本政府が遺産決定の委員国へ赴き、説明し、やっと、ほぼ申請どおりの登録となった）
明治遺産は登録されたものの、韓国の外交戦略が功を奏し「説明版」となった。しかし、その後、条件とされた日本側も「説明版」の設置をしておらず、韓国側に上げ足を取られ続けており、何やってんだぁと言うことになる。
せめて私有物件以外の指定された登録遺産については、説明版が必要だろう。私有物については、説明版が付けられないならば、登録遺産から削除すればよいだろう。
米議会でもそうであるが、韓国により、国連や欧州でも現在の人権と第２次世界大戦時の慰安婦を結合させられたら、議員たちは反対できない窮地に陥る。その韓国支配が強いのが、コリアタウンが数多くある米国（カルフォルニア州には５００万人の韓国糸と中国系が在住）であり、縁故採用で韓国勢が先導・洗脳・扇動する国連であろうか。
＜韓国は国連を女性たちで動かしている＞
当ページに登場した外国人は国連歴代最低事務局長の潘基文以外すべて女性である点だ。
１、アズレはユネスコ新事務局長（仏社会党、前文化相、４５歳）、
２、ボコバは１０月までのユネスコ事務局長、ブルガリア共産党・元外務大臣、６５歳
３、康京和は外交部長官（＝外務大臣、６２歳）、国連での反日策動を現在でも裏で取り仕切っている。
４、羅卿瑗は現在、自由韓国党の国会議員、明治遺産・慰安婦問題では常に反日保守。
（過去、ソウル市長選では大敗を喫するほど人気がない、５３歳）
５、朴銀夏は公共外交大使、前中国駐在公使（若いころ、中国で研修を受けている）（元々主に平昌五輪を成功に導くための公共外交大使だが、明治遺産に言及。アズレ新局長に対して当然、慰安婦記憶遺産登録も要請したことだろう）
日本は、政治家不足・特に外交官不足・その上、真の女性政治家など今ではいない。
日本は、韓国のユネスコに対する圧力に対して、拠出金の支払いを留保するくらいしか能がない。
安倍首相の片腕が見当たらない。特に外交では問題だらけ、中国からお坊ちゃま扱いされた河野が、松下整形塾の奈良女に、公共外交大使を兼務させることができたら、政治家として一流となろうが・・・。プライドから生まれたような女、大臣までなったことから承知しないだろうが・・・内弁慶なのかどうか試す価値はある。
数合わせのチルドレンたちに有能な女性はまったく見当たらず、自国の法律もわかっていないほど。韓国に洗脳される国連やユネスコに対して、立ちはだかることができる日本の政治家は、男も女もまったくいないようだ。
安倍首相だけが強すぎても体は一つしかない。人材不足で外交では安直に米国に追随するしかないのだろう。
安倍首相の相棒の日本国の元首相が国連の機関紙の表紙をネガティブに飾るとは・・・いやはや日本の外交はもうおしまいだ。
日本政府は、立て直しの戦略と戦術が今すぐ必要になっている。無言では世界中を利用する韓国勢には負ける。それとも米国を無視して韓国の（慰安婦問題などの）世界利用につき反撃するかだ。
