福岡県北九州市は26日、同市小倉北区にある特定危険指定暴力団「工藤会」の本部事務所を、福岡市の民間企業が1億円で買い取り、本部事務所を撤去することで、関係者が合意したと発表した。
「組織の象徴でもあり組員の心のよりどころだ。なくしてしまっていいのか」。
関係者によると、本部事務所の売却案が持ち上がると、工藤会組織内の会議では異論も出たという。
福岡県警は、「工藤会壊滅作戦」で延341人の組員を摘発、2008年に1210人の組員(準構成員含)は、2018年末には過去最少の570人に半減しているという。
大手ゼネコンや民間人を巻き込む襲撃事件が多発、当初は福岡県警×工藤会の戦いだったが、福岡県警では手が負えず、警察庁が乗り出し、警察庁長官官房首席監察官だった吉田尚正氏(元警視総監)を福岡県警本部長に就任させ、陣頭指揮、全国各地から警察官を大動員して、警察庁×工藤会のバトルとなっていたものの警察が力で圧倒しまくった。