熊本第一信金は11月1日、営業担当の男性職員(45)がいた平成26年から今年9月にかけて、顧客35人から預金や融資金など計約1億1千万円を着服していたと発表した。
男性職員は今年9月、自殺しており、同信金は10月1日付で懲戒解雇処分とした。
熊本県警の捜査で元職員の車から他人名義の通帳33冊が見つかり、同信金の調査によって着服が判明した。
同信金によると、男性職員は、同市の支店2ヶ所で営業担当のトップを務めて担当した顧客に対して、用途自由のローンを組ませて無断で金を引き出したり、普通預金から定期預金への変更を申し出た顧客の口座から、伝票などを偽造して金を引き出したりしていたという。