土建工事業の奥井建設(株)(所在地:東京都足立区梅田2-9-4 代表:奥井正彦氏ほか)は3月23日、東京地裁において破産手続き開始決定を受けた。破産管財人には高松薫弁護士が選任されている。
負債総額は約28億円。
土建工事業の奥井建設(株)(所在地:東京都足立区梅田2-9-4 代表:奥井正彦氏ほか)は3月23日、東京地裁において破産手続き開始決定を受けた。破産管財人には高松薫弁護士が選任されている。
負債総額は約28億円。
資本金は9000万円、従業員は90名。
同社は昭和22年創業の建設工事会社。同社は老舗の看板により多くの公共工事を受注し、東日本大震災では現地に事業所も構え、令和元年10月期には54億円以上の売上高を計上していた。しかし、平成30年1月、東京都より受注した「駒沢オリンピック公園総合運動場硬式野球場」の増築・改修工事で問題が生じ、東京都からの入金がなされず、協力の下請業者への支払いに支障が生じ、こうした業者から請求訴訟を起こされ、信用低下、人手不足もあり受注も急激に低迷し、資金繰りにも窮し、今回の事態にいたった。
追、これまで自己資本が積み上がっておらず、問題工事に対する自己資本が少なすぎたようだ。
奥井建設(株)の財務内容と業績 平成30年9月期/千円 |
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流動資産 |
4,226,842 |
流動負債 |
2,687,489 |
|
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固定負債 |
1,354,980 |
固定資産 |
414,888 |
自己資本 |
599,261 |
|
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(資本金) |
90,000 |
総資産 |
4,641,730 |
負債+資本 |
4,641,730 |
売上高 |
粗利益 |
経常利益 |
自己資本率 |
5,612,410 |
557,270 |
117,194 |
12.9% |
・建築、土木工事など地場ゼネコン |