1日の状況
1、北海道では、集団感染が発生している住宅機器会社の北見総合卸センターでの展示会に行き感染した人と濃厚接触があったという北見市内に住む40代の男性の感染が確認された。当展示会参加者の感染者から2次感染が始まっている。
も一人の感染者は、20代の看護師で勤める病院には感染者はおらず、関係は薄いと見られている。どこで感染したかは不明となっている。
下記表に地域別感染者数(保健所行政単位)
北海道では国の指針に基づき、症状が軽くなったとして感染者を退院させている。陰性判定受けていなければ、感染力があり、家族を含め周囲は注意を要する。
(愛知県は陰性が判明してから感染者を退院させている。知事に決定権がある)
2、東京では、2人感染者が多くなり、1人は千葉県内の病院看護師(50代)で例のスポーツクラブに通っていたという。
も一人は70代の男性で27日に発熱で検査を受け陰性判定、熱が続き再検査で感染が確認されたという。26日死亡した80代の患者(死亡後感染確認)と同じ病室だったといい、院内感染が懸念されている。
3、愛知県は、23日に名古屋市緑区の「南生協病院」に肺炎で入院した患者の感染が確認された。感染経路は不明となっている。当初、相部屋に入院しており、院内感染のおそれがあり、同室の人や濃厚接触者の看護師などの検査に入っている。
名古屋ではハワイ帰りの人の感染が最初に確認され、確認されるまでに知人やサークル関係者に感染、その感染者からの三次感染者を確認されており、まだ拡大期にある。別の感染ルートからの感染者もあり、対応は厳しいものとなっている。
4、神奈川県と千葉県は、神奈川県の50代の女性が感染、女性は「ホットヨガスタジオLAVA鎌倉店」に通っており、同店は休業し消毒作業を行っている。また店舗関係者や女性が行った日(13日と22日)に参加したお客についても感染検査を行っている。
感染ルートは不明ながら、女性は14日に頭痛で診察を受けているが、薬を処方してもらっただけ、母親は2月27日に感染確認、現在重篤、19日には千葉県船橋市の息子宅を訪れており、息子も千葉県で3月1日に感染が確認されている。女性は現在入院中、軽症。
また、千葉県相模原市では、相模原中央病院や関係者の集団感染が発生しているが、その病院には関係なく、JRにもこの間利用したこともない建設業の夫婦の感染が確認された。
19日に、発熱が続き・倦怠感もあり市内の医療機関で受診、1日に感染が確認された。家族や関係者の検査を行っている。
神奈川県や相模原市ではどこで感染するかわからなくなっている。
5、福岡県では北九州市のタクシー運転手の感染が確認され、福岡県では福岡市の2人の合計3人となった。不特定多数を相手にするタクシー業務、感染ルートは判明していない。
6、高知県では、大阪市都島区の「大阪京橋ライブハウスArc」に行った20代看護師が感染、その母親も感染していることが判明した。当ライブハウス関係では大阪の2人も感染している。
集団感染に至った場合、当ライブハウスの関係者やお客さん、その2次感染者により3次4次へと爆発的感染になる可能性がある。
7、宮城県ではクルーズ下船客1名の感染が確認された。厚労相の感染安全「知見」のいい加減さに起因しているもの。
8、新潟県では母親の介護のため東京から2月15日から訪れていた新潟市秋葉区の60代の男性の感染が判明した。母親は検査の結果陰性だった。感染ルートは不明。
9、兵庫県では、大阪市内で事務の仕事に従事する40代の男性の感染が判明した。JRで通勤しているという。海外渡航歴なく感染経路は不明。
<日本の感染症に対する致命傷>
日本の致命傷は、ここ10年医療予算をカットし続け、検査能力がなく、厚労省は厳格な感染検査3条件を保健所に通達し、医師が疑いを持つ患者さえ検査していないことにある。もしも感染していた場合、人を感染させるリスクは限りなく広がる。
恐ろしいことよのう。
町医師が検査を要する患者については、保健所が100%検査しない限り、感染はアメーバー状に日本全国津々浦々へ拡大する。
厚労省の保健所に対する検査3条件が最悪のネックになっている。
また、軽症感染者の自宅療養も危険きわまる。
家族がいれば家族の感染リスク、家族がいなければ買物などによる地域への感染リスクが高まる。
さらに、感染の自宅療養者に関し、職場へ通知しなければ、収入などの問題もあり、仕事に従事するおそれも高い。
政府は、企業に対しては早速損失につき補償すると発表しているが、シングルマザーや生活困窮者に対する生活保障についてはまったく触れていない。
それどころか、感染検査の費用として、一人数千円の自己負担を要求することにしている。
武漢新型コロナウイルス
|
COVID-19感染症 都道府県別感染者数推移
|
都道府県名
|
3/1日
|
28日
|
27日
|
26日
|
24日
|
19日
|
1
|
北海道
|
72
|
66
|
54
|
39
|
30
|
4
|
2
|
東京都
|
39
|
36
|
36
|
35
|
32
|
25
|
3
|
愛知県
|
32
|
28
|
27
|
25
|
17
|
8
|
4
|
神奈川県
|
25
|
22
|
21
|
18
|
17
|
7
|
5
|
千葉県
|
14
|
13
|
13
|
13
|
10
|
4
|
6
|
和歌山県
|
13
|
13
|
13
|
13
|
13
|
12
|
7
|
石川県
|
6
|
6
|
5
|
4
|
4
|
0
|
8
|
熊本県
|
5
|
5
|
5
|
5
|
4
|
0
|
9
|
大阪府
|
4
|
4
|
2
|
1
|
1
|
1
|
10
|
福岡県
|
3
|
2
|
2
|
2
|
2
|
0
|
11
|
沖縄県
|
3
|
3
|
3
|
3
|
3
|
2
|
12
|
京都府
|
2
|
2
|
2
|
2
|
2
|
2
|
13
|
長野県
|
2
|
2
|
2
|
2
|
|
|
14
|
岐阜県
|
2
|
2
|
2
|
1
|
|
|
15
|
高知県
|
2
|
|
|
|
|
|
16
|
埼玉県
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
0
|
17
|
三重県
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
18
|
奈良県
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
19
|
栃木県
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
0
|
20
|
徳島県
|
1
|
1
|
1
|
1
|
|
|
21
|
静岡県
|
1
|
1
|
|
|
|
|
22
|
兵庫県
|
1
|
|
|
|
|
|
23
|
宮城県
|
1
|
|
|
|
|
|
24
|
新潟県
|
1
|
|
|
|
|
|
25
|
厚労省職員+検疫官など
|
9
|
9
|
8
|
7
|
7
|
3
|
26
|
チャーター機
|
14
|
14
|
14
|
14
|
14
|
14
|
|
合計
|
256
|
233
|
214
|
189
|
160
|
84
|
・別途、クルーズ船705人
|
・日本発生総合計は961人
|
<北海道は全域で感染者>
北海道の感染者
|
石狩
|
21
|
上川
|
13
|
オホーツク
|
9
|
渡島
|
7
|
釧路
|
6
|
胆振
|
5
|
桧山
|
3
|
空知
|
2
|
日高
|
2
|
根室
|
1
|
十勝
|
1
|
大阪府
|
1
|
中国・武漢
|
1
|
合計
|
72
|
・保健所管轄別
|