JFE-E、タワー集光型太陽光発電システムを開発
世界最高レベルの発電効率を実現
JFEエンジニアリングは、タワー集光型太陽光発電(タワーCPV)技術の開発に成功したと発表した。
同社は、2010年6月に、環境省「平成22年度地球温暖化対策技術開発等事業」の「集光型太陽光発電に関する技術開発」に関する委託事業を、三鷹光器、財団法人エネルギー総合工学研究所と協力して受託し、当社の鶴見製作所構内でタワーCPVの開発を行ってきた。
このタワーCPVは、ヘリオスタット(太陽追尾式ミラー)を用いて、太陽光を高さ20mのタワー上部に設置したレシーバー(二次集光機能付き多接合型太陽電池セル)に集光し、直接発電する。30基のヘリオスタットで行った実証試験では、集光倍率700倍、太陽電池モジュール(太陽電池セルを組み合わせたもの)1基で、最大26%の発電端効率を実現した。
従来型の太陽光発電システムと比較して、発電端効率は2倍以上となり、セルの単位面積当りでは、約1,400倍の発電量を得ることができる。
[ 2011年8月 5日 ]
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