アイコン 発砲事件 北九州市/博新建設会長撃たれ死亡

11月26日午後9時頃、北九州市小倉北区妙見町、博新建設(株)会長の内納敏博さん(72)が自宅前で、何者かに拳銃で首を撃たれ、内納さんは市内の病院に運ばれたが死亡した。

内納さん達は、福岡市で大相撲九州場所を観戦後、午後9時すぎ、知人男性が運転する乗用車で奥さんと共に帰宅して自宅前で停車。バイクが乗用車の後ろから追い越し、前方に停車、内納さんが助手席から降りた直後、バイクの後部座席から降りた人物が、数メートルの至近距離まで近づき、内納さんの右前から2発を発砲したとされる。いつから追跡されていたかは不明という。

現場は、JR小倉駅の南東約3キロの住宅密集地。付近住民は複数の発砲音を聞いていた。同県内の発砲事件は、今年に入って18件目で全国最多最悪。

内納さんは、型枠工事業の博新建設(株)の会長さんで、日本建設大工工事業協会の九州支部長、福岡県建設専門工事業団体連合会の副会長を務めるなど、これまで建設業界の向上に尽力していた。
内納さんは、今月3日付で、旭日双光章を受勲したばかりであった。残念でならない。

福岡県では10月、暴力団排除条例を改正し、建設業者のみならず、サブコンの下請業者が暴力団から不当な要求を受けた場合にも県に通報する義務を課すなど、下請工事からも暴力団の追放に向けた取り組みを強化している。

福岡県には5つの指定暴力団があり、地域の棲み分けは効いているようであるが、下部組織は複雑に入れ乱れている。

福岡県の発砲事件では、多くが深夜・早朝に、事務所や住宅の威嚇発砲であるが、本年2月10日の清水建設の病院建設(北九州市小倉北区)現場事務所での発砲事件では、居合わせた事務所関係者が負傷している。
また、9月7日には福岡県飯塚市と直方市で、建設会社3社の事務所や車を狙った発砲事件や火炎瓶による放火事件が相次いだ。うち直方市の発砲事件では田代建設㈱の社長(66)が運転する乗用車が早朝、通勤路で待ち伏せされ、発砲されたが幸いケガはなかった。犯行に使われたとみられる軽ワゴン車は盗難車でナンバーも取り換えられ、現場から2キロほど離れたところで燃やされていたという。何れも犯人は捕まっていない。

もはや、福岡県の力だけでは収拾が付かなくなっているようだ。
 

[ 2011年11月28日 ]
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