アイコン 九州新幹線開通1周年の博多シティ(駅ビル) 年間5,400万人押し寄せる

長引く円高などの影響で景気の低迷が続く中、JR博多駅の駅ビル「JR博多シティ」の来客者が開業から1年で、当初の予測を大幅に上回る5,420万人に達したと記者会見で発表した。

昨年3月2日のプレオープンから3月1日までの1年間に、博多シティを訪れた人は5,420万人で、当初の予測より1,760万人、率にして8%上回ったという。
1日の平均の来客数は15万人、最も多かった日は去年の大型連休期間中の5月4日で34万3,000人。
博多シティそれぞれの商業施設の売り上げは、アミュプラザ博多が356億円で当初の計画よりも19%上回り、博多阪急も380億円と3%上回った。

博多ターミナルビルの丸山社長は「九州新幹線の全線開業と一緒にオープンしたことが成功につながった要因。新幹線の利用者は増える傾向にあるので、この好調を維持できるようイベントを仕掛けるなど、さまざまなことに挑戦していきたい」と述べている。


博多駅に客を食われた福岡市の商業地では、年間1200万人を集客してきたキャナルが、昨秋第2キャナルを立ち上げたファストファッションタウンに確実に客が回復してきている。
天神地区も危機感をもった百貨店3店舗が垣根を越え、年末年始共同キャンペーンをはった。また、春には天神西通りに、九州発のフォーエバー21とH&Mが同じ新築ビルに同時オープンする。

博多シティも地方客は新幹線効果で増加し続けるだろうが、これまで主客であった地元客は、今後は店を選ぶと思われ、キャナル・天神へ分散化していくものと思われる。

博多シティの阪急百貨店においても、天神の百貨店が銭持ち客のオバサン族を、外商主体に巻き返しと囲い込みを強化するものと思われ、2周年目に入った博多シティは、今後新鮮味も薄れ、厳しくなるものと思われる。

[ 2012年3月 2日 ]
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