三ツ星/3月期予想下方修正 タイ被害 為替差損 希望退職者
電線、キャブタイヤ・ケーブル最大手の三ツ星の今期売上高は、期初に震災による受注が急増し増収となったが、タイの洪水の影響もあり年間累計ベースでは、ほぼ予想どおりとなる見込み。
営業利益については、変動する原材料価格の製品売価への転嫁が遅れ気味に推移したことや、円高による海外売上の減少、タイ洪水による生産の停止等で当初予想より減少する見込み。
経常利益は、海外子会社で年度(2011年1月~12月)を通して、円高傾向が続き為替評価損が56百万円発生したことなどにより予想を大幅に下回る見込み。
当期純利益については、固定資産の譲渡等による特別利益84百万円を計上する一方、タイの洪水被害額(評価損54百万円)及び早期退職支援制度実施による早期退職加算金等の特別損失が1億50百万円発生するため、黒字は維持するものの、上記のとおり前回予想を大幅に下方修正すると発表した。
希望退職者の募集は、2月22日から3月6日まで行われ、30名募集(社員数214名)に対して25名が応募した。
同 社は上場企業であるものの中小企業の類に入り、受注先からの単価安攻勢により生産コストを下げるためタイへ進出したものの、大洪水の被害にあってしまっ た。洪水による直接被害より、タイ子会社が生産できなかった間接被害の方が同社にとってダメージが大きかったものと思われる。
赤字が3期連続していたが、前期の自己資本率は42.6%と高く、財務内容に問題はない。
同社を見ていると、タイの大洪水で被害にあった企業の多くが同社と同じような状況と思われる。タイへの進出組は大手企業や下請はじめ、いろいろな中小企業も進出している。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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2012年3月期前回予想
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9,211
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183
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178
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140
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2012年3月期今回予想
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9,187
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142
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74
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3
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前回予想比
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99.7%
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77.6%
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41.6%
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2.1%
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2011月3月期実績
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8,726
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-79
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-108
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-175
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今回予想/前期実績比
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105.3%
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2010年3月期実績
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7,075
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-318
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-255
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-423
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2009年3月期実績
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9,835
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-461
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-536
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-1,643
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2011年3月期実績
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総資産
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自己資本
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自己資本率
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有利子負債
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8,338
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3,548
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42.6%
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2,608
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