アイコン 何でもありのアメリカ牛肉ピンクスライム、TPPで日本到来へ

米農務省(USDA)は、通称「ピンクスライム」と呼ばれることもあるアンモニア水で防腐処理された加工肉について、(米国の)学校給食で使用されるに当たっても安全性に問題はないとの見解を示した。

オンライン新聞のザ・デーリーは先に、水酸化アンモニウムで一部防腐処理された牛肉3200トンが今春に学校給食として出されると報じていた。

米農務省は声明で「USDAが購入する牛ひき肉はすべて、最高の食品安全基準を満たさなくてはならない」と指摘。牛ひき肉の安全基準は過去数年でさらに厳格化しており、「われわれが安全に自信を持つ肉しか市場には流通していない」と説明した。

米農務省は声明で「USDAが購入する牛ひき肉はすべて、最高の食品安全基準を満たさなくてはならない」と指摘。牛ひき肉の安全基準は過去数年でさらに厳格化しており、「われわれが安全に自信を持つ肉しか市場には流通していない」と説明した。

ピンクスライム肉をめぐっては、有名シェフのジェイミー・オリバー氏らが問題を取り上げたのがきっかけで、消費者の間でも注目されるようになった。
米ファストフード大手のマクドナルドは先に、USDA認可済みのアンモニウム処理肉のハンバーガーへの使用を中止している。

一方、USDAと学校当局は、学校給食に使う肉として、サウスダコタ州のビーフプロダクツ・インク(BPI)から、「上質赤身加工牛肉」に分類される同加工肉の購入を計画している。
USDAによると、全米学校給食プログラムとして買い上げる牛ひき肉5.1万トンのうち、BPIの製品は約6.5%を占めるという。

  以上が報道されている内容であるが、
TPP締結では、アメリカの政策や施策を基準としており、米農務省お墨付きのピンクスライム牛肉が日本へやってくることになる。それを日本の業者が断れば、業者から日本国が訴えられ、税金で大損害金を支払わされる羽目になる。

  日本のマクドナルドは、ピンクスライム牛肉を使用していないのだろうかと思い日本マクドナルド社へ取材したところ、メールで回答がきた。
<回答>
お問い合わせいただいたような肉は使用しておりません。
日本マクドナルドのビーフパティの原料肉は、厳重な安全検査をクリアしたオーストラリア産・ニュージーランド産のハンバーガーミートに適した規格の品質の高い牛肉のみを使用しています。
また、オーストラリア、ニュージーランドでは、日本と同様に食肉の加工において、今回の報道にあります水酸化アンモニウムは使用されておりませんので、併せましてご報告いたします。
以上。

たまに食べるマックであり、ピンクスライム牛肉は使われていなくてよかった。

アメリカでは、議員・長官などとメーカーの癒着がベチャベチャ。ラムズフェルト国防長官が権力で、FDAに許可させたとされる人口甘味料アスパルテームの製造会社はGDサール。ラムズフェルト国防長官は、元同社の会長兼CEO(現在はモンサント傘下)であったという。癒着関係から許可そのものに疑いがもたれているシロモノである。

アメリカは、企業のロビー活動(金のバラマキ)が鮮烈を極めており、人体への影響などの安全基準は、アメリカでは日本とかけ離れている(当然、アメリカの基準が厳しいものもあるが、食の安全については、日本は水俣病など経験しており特に厳しい)。
農薬・化学会社のエンロン(やりたい放題の末破綻)や遺伝子組み換え・一代種子・除草剤・ベトナム枯葉剤のモンサントなど、食の安全より企業利益を第一義にしている巨大企業がロビー活動により、アメリカの国会議員を意のままにコントロールしているのが実情である。
そうした意味では日本とアメリカは似通っている。両国とも民主主義の小学生なのであろう。

水酸化アンモニウムの安全性について
http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0215c.html

[ 2012年3月13日 ]
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