マルミヤストア(7493、佐伯市)/5月決算 増収減益 10円に増配
同社は、今後のわが国経済は、デフレの恒常化、電力供給不足、欧州の金融財政危機などの経済に与える不安要素や、新興国の経済成長の鈍化などから、先行き 不透明感が払拭できない状況が続く。当小売業界についても、先行き不透明ななかで、消費者の節約、低価格志向から個人消費の低迷が続き、企業間競争が更に 激化するなど、厳しい経営環境が続くと分析している。
同社は当期の決算について、
(イ)スーパーマーケット事業
スーパーマーケット事業は、平成23年6月にマルミヤストア金池南店(大分県大分市)を新規出店したほか、平成23年12月にマルミヤストア中ノ島店(大分県佐伯市)、平成24年2月にマルミヤストア庄内店(大分県由布市)、平成24年3月にマルミヤストア坂ノ市店(大分県大分市)、平成24年5月にマルミヤストア小林店(宮崎県小林市)の改装による既存店の強化を実施した結果、当連結会計年度のスーパーマーケット事業の業績は売上高250億円(前期比2.1%増)、部門営業利益は2億87百万円(前期比28.2%減)となった。
(ロ)ディスカウントストア事業
ディスカウントストア事業は、平成23年9月にアタックス鹿本店(熊本県山鹿市)を新規出店し販売力の強化を行ったほか、既存店強化の一環として生産者直売の地産地消売場の導入を積極的に行い売上高の確保に注力した結果、当連結会計年度のディスカウントストア事業の業績は、売上高94億10百万円(前期比11.9%増)、部門営業利益は1億20百万円(前期比29.5%減)となったとしている。
不況、デフレ、低価格競争の激化と取り巻く環境は厳しい。しかし、客は店を必要としている。
なお、同社は4日、今期決算の配当を、これまでの1株あたり7円50銭に加え記念配当として2円50銭を加え、10円とすると発表した。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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07年5月期
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6,924
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6,414
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2,933
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08年5月期
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5,495
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5,227
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1,247
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09年5月期
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29,960
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489
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584
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319
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10年5月期
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30,454
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328
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419
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186
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11年5月期
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32,894
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573
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659
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360
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12年5月期
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34,411
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409
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520
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262
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前期比
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104.6%
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71.4%
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78.9%
|
72.8%
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13年5月期予想
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35,676
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468
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570
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306
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13期予/12期比
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103.7%
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114.4%
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109.6%
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116.8%
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