アイコン 東大ベンチャーECI/大丈夫か?未払賃金で元社員から訴えられる

東大の創薬ベンチャーで名証セントレックスに上場するECI(神奈川県川崎市幸区堀川町580-16、代表:小野稔)は、元社員から未払給与の支払いを求めて訴えられたと3日発表した。
訴えたのは、元経理部長で内容は、未払賃金3,898,334円及び支払までの法定利息による遅延損害金である。
同社の発表では、当未払賃金を条件なしで認めており、同社は、賃金も払わず、上場していることそのものが問われよう。

東京大学発の創薬バイオベンチャーといっても、前期は債務超過状態であり、事業も創薬事業へ絞り込むとしたものの、赤字続きで経営環境は厳しいままである。

こうした。大学ベンチャーは小泉時代に上場緩和策の一環により、あちこちで上場してきたが、資本市場から資金を調達したものの、成功した大学ベンチャーはほんの僅かしかない。同社は、現時点で、今後、金になる開発がなければ、早期に上場廃止が望まれよう。
 
また、同社は平成24年4月16日付で、新菱冷熱工業株式会社より、川崎テックセンタービル1F入居に伴う空調設備工事の未払代金2,782,000円の支払を求める訴訟も起こされていた(その後、支払い和解している)。
 
ECIの業績推移
連結/百万円
2009年5月期
2010年5月期
2011年5月期
2012年5月期予
売上高
310
327
148
90
営業利益
-1,279
-703
-578
-381
経常利益
-1,286
-749
-578
-426
当期利益
-1,979
-780
-788
-326
総資産
681
400
149
 
自己資本
442
117
-600
 
資本金
2,503
2,731
2,766
 
有利子負債
---
25
93
 
自己資本率
64.90%
29.30%
%
 
 
[ 2012年7月 4日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   

↑トップページへ

サイト内検索