5月鉱工業生産指数速報は前月比▲2.2%に低下
経済産業省が29日発表した5月鉱工業生産指数速報は前月比2.2%低下した。2ヶ月ぶりの低下となった。発表数値は予想よりも大幅なマイナスとなった。
自動車を中心に在庫調整の動きが広がっていることや輸出の不振を背景に、生産は弱い動きとなった。
生産予測指数は6月が前月比1.5%上昇、7月が同0.6%の上昇。
経済産業省は生産の基調判断を「総じてみれば、生産は一進一退で推移している」に引き下げた。
これは、最大の輸出先である中国の景気低迷にあり、欧州経済が低迷のまま中国経済と連動してきており、しばらく続くものと見られる。
鉱工業生産は、超円安で水ぶくれもはなはだしく、詳細には、ドルベースと数量ベースの2つで見る必要がある。その水ぶくれも指数面からは今秋には一巡するのだが、水ぶくれ状態には変わりない。
経済は超円安政策に輸出企業は大儲かり、人気取りには公共投資の垂れ流し、国民は大満足しているはずだが、超円安の弊害である輸入物価が高騰、特に加工食品価格が上昇しており、消費上昇は、投資家と大手企業の賃上げに依存したものとなっている。
自己満足状態のお坊ちゃま2人の頭は、今や経済や財政より、早期にNATO一員になり、盟主の意向により世界展開できる日本軍創設に興味が注がれている。
[ 2015年6月29日 ]
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