大和ハウス施工 防火ドア・サッシ1204棟 ネジで「不適合品施工」 安全に支障なし
不適合仕様の防火ドアは三和シャッター製とLIXIL製、防火サッシはYKK-AP製のもの
(認定仕様と異なり、ねじの長さが不足、ねじの径が小さい、木ねじをドリルねじ使用していた)
大和ハウス工業(株)が施工した住宅4棟において、防火ドア又は防火サッシが、国土交通大臣認定の仕様と異なる仕様で施工され、建築基準法違反等であることが判明した。
また、同社から同様の不適合施工があると報告があった1,204棟について、関係特定行政庁に認定仕様への適合性に関する調査を依頼している。
なお、不適合施工の仕様について性能試験等を行った結果、安全性支障がないことが確認されている。
不適合仕様の防火ドアは三和シャッター製とLIXIL製、防火サッシはYKK-AP製のもの。
(認定仕様と異なり、ねじの長さが不足、ねじの径が小さい、木ねじをドリルねじ使用されていた)
国交省は、大和ハウス工業(株)より、同社が施工した一部の住宅において、防火ドア又は防火サッシの取り付け方法が国土交通大臣の認定を受けた仕様に適合していないとの報告を受け、関係特定行政庁に情報提供し、調査依頼をしたところ、住宅4棟において、建築基準法違反(このうち、1 棟は住宅性能表示制度の基準についても不適合)が確認されたため、国土交通省及び関係特定行政庁より、早期に是正措置を講じるよう、同社に指示した。
・今回の不適合施工は工場内での取り付け作業において、作業者への詳細な施工方法の指示伝達が不十分であったために、作業者が認定仕様と異なる種類のねじを使用したことによるものであり、同様の不適合施工がないか同社に調査させた結果、1,204棟(このうち、住宅性能評価物件は9棟)不適合施工がある旨の報告があった。
このため、関係特定行政庁に情報を提供し、これらの物件について認定仕様への適合性に関する調査を依頼した。
調査の結果、認定仕様と異なる仕様となっていることが確認された場合には、国土交通省及び関係特定行政庁より、早急に是正措置を講じるよう同社に求めることとしている。
4棟の内訳は、東京都2 棟、群馬県、静岡県各1 棟。
1,204棟の内訳は、
宮城県2棟、
茨城県35棟、
栃木県20棟、
群馬県36棟、
埼玉県202棟、
千葉県252棟、
東京都214棟、
神奈川県180棟、
新潟県1棟、
富山県3棟、
石川県30棟、
長野県34棟、
岐阜県3棟、
静岡県33棟、
愛知県135棟、
三重県10棟、
鳥取県1棟、
岡山県2棟、
広島県8棟、
愛媛県3棟
(20 都県)。
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