続、大和ハウス工業不適合施工 三和シャッター、LIXIL、YKK-AP製防火ドア・サッシの「枠施工」
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国 交省は、大和ハウス工業より、同社が施工した一部の住宅において、防火ドア又は防火サッシの取り付け方法が国土交通大臣の認定を受けた仕様に適合していな いとの報告を受け、関係特定行政庁に情報提供し、調査依頼をしたところ、住宅4棟において、建築基準法違反(このうち、1 棟は住宅性能表示制度の基準についても不適合)が確認されたため、国土交通省及び関係特定行政庁より、早期に是正措置を講じるよう、同社に指示した。
・今回の不適合施工は工場内での取り付け作業において、作業者への詳細な施工方法の指示伝達が不十分であったために、作業者が認定仕様と異なる種類のねじを 使用したことによるものであり、同様の不適合施工がないか同社に調査させた結果、1,204棟(このうち、住宅性能評価物件は9棟)不適合施工がある旨の 報告があった。
不適合施工の詳細な内容は、下記の通り。
このため、関係特定行政庁に情報を提供し、これらの物件について認定仕様への適合性に関する調査を依頼した。
調査の結果、認定仕様と異なる仕様となっていることが確認された場合には、国交省及び関係特定行政庁より、早急に是正措置を講じるよう同社に求めることとしている。
以上、
建物における防火ドアや防火サッシは、図面で指定されており、元請のゼネコンは、現場施工まで行う建具屋か建材屋に発注する。
受注した会社は、図面に指定された・認定されたドアを取り付ける際、枠を取り付ける必要がある。ほとんどが、防火ドアと枠はセットはなっており、先に枠を取り付ける。
その枠を取り付ける際、メーカーがドアと枠をセットにした防火ドア説明書が必ず入っており、施工の際の注意点などが示されている。
その際、実際ドア枠を取り付ける施工人が、説明書をろくに読まず、別途所有しているねじを使用して枠を取り付けたものと推察される。
ということで、三和シャッター、LIXIL、YKK-APは、直接受注していない限り瑕疵はなく、ゼネコンから受注した建具屋等の会社が、施工をし直し=ねじを正規品と付け替える必要がある。
しかし、現場の元請は大和ハウスであり、下請け・孫請けに関係なく、最終的に大和ハウスがやり直すことになる。
大和ハウスの不適正、前回記事
スクロール→
防火ドア枠施工ねじ
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1
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上枠を外壁(木下地)の見込み面に
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⇒
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同左
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固定するねじ
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木ねじφ3.8×32mm
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木ねじφ3.8×38mm以上
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ねじの長さが短い
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2
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上枠を外壁(木下地)の見付面に
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⇒
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同左
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固定するねじ
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木ねじφ3.5×38mm
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木ねじφ3.8×32mm以上
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ねじの径が小さい
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3
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下枠を外壁(木下地)の見付面に固定
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⇒
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同左
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するねじ
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ドリルねじφ4×40mm
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木ねじφ3.8×32mm以上
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鉄骨下地に用いるドリルねじを誤って使用
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4
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下枠を外壁(木下地)の見付面に固定するねじ
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⇒
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同左
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木ねじφ3.8×32mm以上(EB-0865、0895)
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ドリルねじφ4.2×30mm
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木ねじφ3.8×38mm以上
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鉄骨下地に用いるドリルねじを使用
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(EB-0927、1045、1069)
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ねじの長さが短い
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防火サッシ枠施工ねじ
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1
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上枠を外壁(鉄骨下地)の見込み面に
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⇒
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同左
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固定するねじ
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ドリルねじφ4.2×25mm
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ドリルねじφ4.2×30mm以上
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ねじの長さが短い
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2
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縦枠を外壁(鉄骨下地)の見込み面に固定するねじ
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⇒
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同左
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ドリルねじφ4.2×30mm以上
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ドリルねじφ4.2×25mm
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ねじの長さが短い
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スクロール→
防火ドア枠施工ねじ
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1
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上枠を外壁(木下地)の見込み面に
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⇒
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同左
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固定するねじ
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木ねじφ3.8×32mm
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木ねじφ3.8×38mm以上
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ねじの長さが短い
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2
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上枠を外壁(木下地)の見付面に
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⇒
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同左
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固定するねじ
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木ねじφ3.5×38mm
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木ねじφ3.8×32mm以上
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ねじの径が小さい
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3
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下枠を外壁(木下地)の見付面に固定
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⇒
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同左
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するねじ
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ドリルねじφ4×40mm
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木ねじφ3.8×32mm以上
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鉄骨下地に用いるドリルねじを誤って使用
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下枠を外壁(木下地)の見付面に固定するねじ
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⇒
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同左
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木ねじφ3.8×32mm以上(EB-0865、0895)
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ドリルねじφ4.2×30mm
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木ねじφ3.8×38mm以上
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鉄骨下地に用いるドリルねじを使用
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(EB-0927、1045、1069)
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ねじの長さが短い
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防火サッシ枠施工ねじ
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1
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上枠を外壁(鉄骨下地)の見込み面に
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⇒
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同左
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固定するねじ
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ドリルねじφ4.2×25mm
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ドリルねじφ4.2×30mm以上
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ねじの長さが短い
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2
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縦枠を外壁(鉄骨下地)の見込み面に
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⇒
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同左
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固定するねじ
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ドリルねじφ4.2×25mm
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ドリルねじφ4.2×30mm以上
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ねじの長さが短い
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大和ハウス工業(株)が施工した住宅4棟において、防火ドア又は防火サッシが、国土交通大臣認定の仕様と異なる仕様で施工され、建築基準法違反等であることが判明した。
また、同社から同様の不適合施工があると報告があった1,204棟について、関係特定行政庁に認定仕様への適合性に関する調査を依頼している。
なお、不適合施工の仕様について性能試験等を行った結果、安全性支障がないことが確認されている。
なお、不適合施工の仕様について性能試験等を行った結果、安全性支障がないことが確認されている。
不適合仕様の防火ドアは、三和シャッター製とLIXIL製、防火サッシはYKK-AP製のもの。(認定仕様と異なり、ねじの長さが不足、ねじの径が小さい、木ねじをドリルねじ使用されていた)
国交省は、大和ハウス工業(株)より、同社が施工した一部の住宅において、防火ドア又は防火サッシの取り付け方法が国土交通大臣の認定を受けた仕様に適合していないとの報告を受け、関係特定行政庁に情報提供し、調査依頼をしたところ、住宅4棟において、建築基準法違反(このうち、1 棟は住宅性能表示制度の基準についても不適合)が確認されたため、国土交通省及び関係特定行政庁より、早期に是正措置を講じるよう、同社に指示した。
・今回の不適合施工は工場内での取り付け作業において、作業者への詳細な施工方法の指示伝達が不十分であったために、作業者が認定仕様と異なる種類のねじを使用したことによるものであり、同様の不適合施工がないか同社に調査させた結果、1,204棟(このうち、住宅性能評価物件は9棟)不適合施工がある旨の報告があった。
このため、関係特定行政庁に情報を提供し、これらの物件について認定仕様への適合性に関する調査を依頼した。
調査の結果、認定仕様と異なる仕様となっていることが確認された場合には、国土交通省及び関係特定行政庁より、早急に是正措置を講じるよう同社に求めることとしている。
4棟の内訳は、東京都2 棟、群馬県、静岡県各1 棟。
1,204棟の内訳は、
宮城県2棟、
茨城県35棟、
栃木県20棟、
群馬県36棟、
埼玉県202棟、
千葉県252棟、
東京都214棟、
神奈川県180棟、
新潟県1棟、
富山県3棟、
石川県30棟、
長野県34棟、
岐阜県3棟、
静岡県33棟、
愛知県135棟、
三重県10棟、
鳥取県1棟、
岡山県2棟、
広島県8棟、
愛媛県3棟
(20 都県)。
1,204棟の内訳は、
宮城県2棟、
茨城県35棟、
栃木県20棟、
群馬県36棟、
埼玉県202棟、
千葉県252棟、
東京都214棟、
神奈川県180棟、
新潟県1棟、
富山県3棟、
石川県30棟、
長野県34棟、
岐阜県3棟、
静岡県33棟、
愛知県135棟、
三重県10棟、
鳥取県1棟、
岡山県2棟、
広島県8棟、
愛媛県3棟
(20 都県)。
[ 2015年10月31日 ]
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