静岡県の企業の倒産が止まらない、同県には自動車産業や精密機械産業が集積しており、そうした企業の大手が海外へ工場移転してしまい、取り残された中小企業の破綻が目立つようだ。
また、官庁予算の減少から建設業界も他県かより多く破綻、他県はアベノミクスの公共投資で土木業界は潤っているのだが持ちこたえることができなかったようだ。
消費関連の破綻企業も多くなっている。魚離れや価格低迷からか水産県でもある同県の水産業界の破綻も目立つ。

静岡県は自動車や精密機械など産業の構造的な問題を抱えているようだ。
以前は北海道、北陸の倒産が際立ったが、最近は静岡県の企業の倒産が目立っており、それも長きにわたっている。静岡県や金融機関はなんらか対策が必要ではないのだろうか。

＜静岡県の経済レポート６月号＞
平成28年4月を中心とした静岡県の景気は、緩やかに回復しつつあるが、弱さがみられる。
先行きについては、底堅い設備投資意欲などを背景に、景気回復の動きが確かなものとなることが期待されるものの、生産面での弱い動きと海外経済の動向に注意する必要がある。
雇用情勢は、改善の動きを続けている。
個人消費は、持ち直しに向けた動きがうかがわれる。
設備投資は、持ち直している。
輸出は、弱めの動きとなっている。
生産は、減少傾向にある。
以上。