小池都知事 ド官僚が進める築地移転を延期へ
東京都の小池百合子知事は30日午前、築地市場の豊洲市場への移転について、「近々、記者会見を開き、その場できっちりお話しする」と述べた。
移転は、超繁忙期の年末を控えた11月7日に予定していたが、築地市場の業者から年末前の移転延期の強い要請もあり、当面延期する意向を示した。
豊 洲市場では、土壌汚染指数がまだ高いところがあり、土壌汚染対策工事が十分でなかったことも判明しており、都のド官僚が規定路線として進めるには環境調査 もまだ不十分と見て、また、交通アクセス等使い勝手にも改善の余地があるとみている。(アクセスの悪さにテナントに逃げられ、大幅な計画変更に追い込まれ た経緯がある)
新たな移転時期は、年末年始の繁忙期を避け、環境再調査の結果も一通りそろう2017年2月とする案が有力となっている。来年5~6月ごろまで引き延ばすとの見方もある。
国会でも役所でもド官僚の最大の問題点は一度決めたら、何が何でも・何があっても規定路線を推し進めることにある。お上時代の大昔ではあるまいし、フレキシブルな対応がド官僚に求められる。
まだ、そうした考え方が(上には極端に弱い)ド官僚たちから抜けず、大昔の権威・権力をそのまま引き摺りまわし、捏ねくりまわしている。利権屋の都議会議員たちまで絡むことから手に負えない面もあるが、小池都知事の鶴の一声の威力はもはや絶大となっている。
都の方針に迎合した東京都魚市場卸組合も今回の事態に反省が必要だろう。
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