アイコン 追報:(医療法人)山由会(鹿児島県)/破産開始決定 ロマネスクリゾート霧島投資失敗?

クリニック・福祉施設経営の(医)山由会(鹿児島県大島郡和泊町手々知名780、理事長:山口昌司)は12月5日、鹿児島地裁名瀬支部において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、寺田昭博弁護士(電話099-227-2300)が選任されている。

負債額は約6億円。

同法人は平成9年3月設立の内科・消化器科・循環器科診療の「にこにこクリニック」の経営法人。ほかにデイサービスや居宅介護支援事業所を併設する老人福祉施設「グループホームにこにこ」を開設していた。次のいわく因縁の不動産への投資失敗。

ネットで興味ある次のような記事が掲載されている。

「ロマネスクリゾート霧島」

 マンション管理の丸美(金丸近会長)の行き詰まりと同時に、平成20年8月5日閉館していた、リゾートホテル「ロマネスクリゾート霧島」の名前が、先月来話題に上がり始めている。

同リゾートホテルは、「霧島」の客室を区分所有するオーナー会員と、預託金200万円で年間20万円の宿泊券が得られるリゾート会員があり、会員は「霧島」に加え、熊本県の「ロマネスクリゾート菊南」と、大分県の「ロマネスクリゾート由布院の杜」も、安く利用することが出来るというものだった。


2014/10/07 11:36

ところがリゾート事業の急速な拡大で資金が固定化、さらには採算性が急速に悪化したことで、資金調達のために不動産投資ファンドや太陽光発電不動産ファンドを立ち上げ、乱売したことが逆に信用不安説を広げる結果となり、預託金の返還請求が殺到し、負債総額220億円で民事再生法の適用申請となった。
「菊南」と「由布院の杜」は売却できたが、「霧島」は区分所有だったことがネックとなり、未だ処分が決まらず既に5年が経過、ホテルとしての利用価値が無くなった今、会員に対して福岡の企業から送られてきた文書の中身が話題を呼んでいる。


2014/10/07 11:37

文書によれば、医療法人山由会「にこにこクリニック」(理事長山口昌司氏)は、債権の約70%を所有していると言われるが、「霧島」を再オープンするためには10億円余りが必要、そこで現在でも会員権を持っている残りの会員に、改修費用の分担をお願いしたいというもの。
しかし同医療法人の同24年6月期は、事業収入が3億円弱で本業は赤字、その一方で借入金は4億円を超えており、純資産は約186万円でしかなく、財務基盤は非常に軟弱。
文書の送り主であるG社は今年2月設立されたばかりで、山口昌司理事長も役員に名を連ねているが、無価値になった会員権を材料にした、新たな詐欺話ではないかと注目が集まっている。

以上、

 

 

 

 

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[ 2016年12月16日 ]

 

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