令和6年4月24日分の破産・倒産情報、破産・小口倒産一覧を掲載します。
2023年は企業のコンプライアンス違反が注目された年でした。例えば、中古車販売のビッグモーターやダイハツ工業の不正問題、堀正工業の破産事件などがありました。帝国データバンクの調査によると、売り上げの架空計上や融通手形などの粉飾、法律違反や脱税などのコンプライアンス違反が多くの企業で見つかり、それが倒産につながる「コンプラ違反倒産」が351件もありました。業種別ではサービス業が最も多く、違反類型別では業法違反や粉飾が目立ちました。特に粉飾はコロナ前から増加していましたが、2020年以降の支援策で表面化が遅れていました。しかし、アフターコロナで再び増加し、大型倒産や補助金の不正受給も問題となっています。企業は法令順守と健全経営意識を強化する必要があります。