アイコン 銚子の老舗旅館が事実上の事業停止状態 経営交代後に賃金未払い、予約トラブルも発生

Posted:[ 2025年12月25日 ]

千葉県銚子市で老舗宿泊施設として知られてきた「大新旅館」および「ホテルニュー大新」を運営する大新を巡り、宿泊予約客などに混乱が広がっている。銚子市観光協会は12月11日、両施設について「現在休業中であることは確認しているが、連絡が取れず現況を確認できない」と公式に公表した。

同社は1950年設立。長年にわたり銚子市内で宿泊業を営んできたが、2024年6月に経営者が交代し、オーナーも変更された。現在の親会社は、都内に本社を置き、中国ビジネス関連のコンサルティングや不動産売買、介護事業などを幅広く展開する企業とされている。

 



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関係者によると、宿泊施設は10月末まで営業していたものの、11月に入り営業を停止。賃金未払いが発生したことで従業員の多くが退職し、その後、電気・ガス・水道といったライフラインはすべて停止、リース物件も引き上げられたという。一方、公式ホームページ上では現在も予約受付が続いており、予約客とのトラブルが相次いでいる。

また、オーナー交代後は施設の評判が低下し、利用客が大幅に減少。売上高は従前の半分程度まで落ち込んでいたとされ、経営環境は急速に悪化していた。

親会社側は「宿泊施設は現在休業状態にあるが、時期をみて再開したいと考えている。ただし具体的な目途は立っていない。破産など法的整理を行う予定はない」と説明している。

しかし、従業員が離散し、設備やライフラインも停止している現状から、宿泊施設は事実上の事業停止状態にあるとみられる。再開には多額の資金投入と運営体制の再構築が不可欠となるが、具体策は示されていない。

地方観光を支えてきた老舗宿泊施設が、経営交代を契機に混乱を招いたことで、地域経済への影響も懸念される。今後、事業再開に至らない場合、法的整理に進む可能性も含め、動向が注目される。

 

 

 


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