アイコン ハザマ、宇佐市、36億の工事に待った!

 大分県宇佐市の山本浄水場の全面改修工事をハザマJVが約36億円で落札、仮設工事に入っていたが、新市長が待ったをかけていたことが判明した。 

山本浄水場工事の入札は、西松建設JVとハザマJVの2社が競争入札に参加、昨年10月、設計・施工一括方式でハザマグループが約36億円で落札。
①ハザマグループ→ハザマ・サンコーコンサルタント・三水コンサルタント・メタウォーター
(落札額34億40百万円)
②西松建設グループ→西松建設・日本水工設計・前澤工業・九電工
(入札額36億60百万円)               
選定委員
委員長 神野 健二  (九州大学 工学研究院 教授)
委員 島田 晋   (大分工業高等専門学校 教授)
前田良刀   (九州共立大学 工学部 教授)
村山博俊   (村山法律事務所 弁護士)
森山克美   (九州共立大学 工学部 教授)


ところが、この間市長選が行われ新市長が誕生、一部市会議員から「2社だけの入札参加はおかしい」のではと新市長に対して入札の再考が促がされていた。
 時枝市長引退で新市長に就任した是枝市長は、就任直後事業内容の精査に入り、市に対して下請会社の報告を提出していなかったことが発覚、建設請負契約の違反の疑いがフジタ側に生じため、宇佐市水道局は4月27日ハザマ側に対して口頭で工事中断を通告、6月4日正式に文書で通告したものである。
ハザマにしては新市長側の契約済みの工事に対する難クセであろうが、お上には逆らえない。

政争の道具にされたハザマであるが、これほど官庁工事が減少している中で2社だけの入札もおかしいものである。業界は正式には談合を廃止しているが、先生方の強い強い要望もあり、調整するしかないのも実情。ゼネコンを責めるしかないが、根本は先生方に原因しているケースが多く、今でも田舎へ行くほどそうした事は当たり前の世界でピンからキリまでの先生方がご参加される。
当然入札は市長選の前まであり、資金が流れたとかの話はいくらでも生じるが、やったとしても絶対分かるようなやり方はせず、煙の中のままで終わるのがこの世界である。

大分県では、別府市や杵築市などの「別杵速見地域市町村圏事務組合」が発注する「藤ヶ谷清掃センターの整備事業」でもいろいろ取り沙汰されている。

 

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[ 2009年6月18日 ]
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