アイコン 庄屋フードシステム、有機米嘘八百

同社は、22日公取委から不当景品類及び不当表示防止法に基づき、広告の内容につき排除命令を受けた。

公取委によるとあたかも庄屋の全メニューに使用しているようになっている有機米や有機野菜、五島灘の塩などはごく一部の使用しかしていないと指摘、こうしたメニューやウェブサイトの案内は事実と異なり同法違反になり排除命令を発した。今後農水省から警察に告発される可能性もある。
※ 嘘はイカン
既にウェブサイトは修正されているようだが、お詫びの文面は見当たらない。そんな嘘をつかなくても同社の店舗は信任されていたのに、バカなことをしたものである。同社は佐世保市役所・長崎国際大学・長崎短期大学の市食・学食も入っている。
これでは中国の偽装食品と同類になる。

具体的には、
① 庄屋のお米を届けていただいている契約農家のみなさん(長崎県江迎町)」と記載して、米の生産者の写真を掲載するとともに「お米はおいしい天日乾燥米。有機米を用いる料理に,長崎県江迎町に所在する契約農家が生産した有機米の天日乾燥米を用いているかのように示す表示
   ※ 実際は、そうした米を使用していた店舗は3店舗だけだった。

② 五島灘の「つばき窯の製塩風景(長崎県五島市)」と記載して,製塩風景の写真
を掲載するとともに「ミネラル豊富な五島灘からの贈り物と記載
※ 実際は、五島灘の塩は寿司酢を用いた料理だけに使用。

③ 長崎県エコファーム認定農場、島原「田中農園」から直送する新鮮野菜。有機肥料を使った低農薬の安全、安心な野菜と記載
※ 実際はほうれん草と水菜だけで、他の野菜は田中農園のものではなかった。

公取委が調査に入った時点で「お詫び」を記載すればよかったのに、どこの経営者も知らぬ不利をする。結果、公取委から排除命令を受け「一部で使っていたら掲載していいのかと思った」と釈明、反省しているというがトンだトボケた経営者である。公取委が調査に入らなかったら、指摘もなく、消費者を騙したウェブ広告やメニュー表を出し続けていたのであろう。

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[ 2009年6月24日 ]
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